マケドニア・スコピエ~ビトラ

2014/03/15 (3日目) 続き

街の中央、ヴァルダル川にかかるカメン・モスト(石橋)を街の南側へ渡ります。3年前建設中だった近代的なショッピングセンタービルが出来上がっていて、復興途上の街だったのが、活気のある街に生まれ変わっていました。

スコピエ・ショッピングセンター


橋を渡った先には広いマケドニア広場が広がります。中央の像はアレキサンダー大王です。22mもあるかなりデカイ像ですが、像だらけのスコピエでは違和感がありません。

マケドニア広場とアレキサンダー大王像


広場の脇にある新しいスコピエ・ショッピングセンターの前には、金の枠で四隅を囲ったマークがあります。ここはマザーテレサの生家の跡です。18歳くらいまで過ごしたそうですが、街の中心に家があったのですね。

マザーテレサの生家跡


またちょっぴりフリータイムになったので、ショッピングセンターでトイレを借りて、その後以前行ったことのある奥のスーパーマーケットへ行ってきました。マケドニアで泊まるホテルが、周辺に店も何も無い所だと知っていたので、お土産用のワインやビールをゲットするためです。

17:50 集合してさらに観光は続きます。既に今日は結構歩いているので、もうお疲れ気味の人が多いです。こちらはマケドニア広場の出口のひとつにあるマケドニア門。私の記憶にはないので、この3年の間にできたものかも知れません。それほど新しいです。

マケドニア門


マケドニア広場から南に伸びるメインストリートを歩きます。あっという間に暗くなってきました。この通りにもいろんなオブジェを見ることができるので、そういったおもしろいものを探しながら歩くのがオススメです。

スコピエのメインストリート


マザーテレサ記念館です。生家は街の中心にあったため取り壊されてしまいましたが、少し離れたここに記念館を建てたようです。せっかくだから銅像もこの街に住んでいた若い頃もものにしたら良かったのにと思いました。

マザーテレサ記念館


メインストリートの終点は、旧鉄道駅です。1963年のスコピエ地震で、左半分は崩れ、現在は博物館として使われていますが、駅周辺が大々的に工事中で近付けませんでした。

スコピエの旧鉄道駅


18:10 観光は終了、バスでホテルへと向かいます。
18:20 スコピエのホテル、コンチネンタルに到着です。1970年頃に何かのイベントに合わせて作られた古いホテルで、街の中心からは少し離れているし、周辺には店など何もありません。ここは前回も利用しているので2度目になります。

スコピエのコンチネンタルホテル


古いホテルでエレベータがきっちり止まらなかったりしますが、内部は改装されていて過ごしやすくなっています。ミニバーあり、Wi-Fi無料(パスワードなし)。ただし、壁がすごく薄いので、隣に話が筒抜けです。また携帯の電波が入りにくいです。

コンチネンタルの部屋


19:30 ホテルで夕食です。前回の自分の日記によると食事がイマイチと書いてあります。イマイチ、とは一応食べられるけど食べたくない、というくらいの意味です。今回も味見程度でフォークを置いてしまいました。味、食感ともに頂けない内容です。

スコピエコンチネンタルの夕食前菜


メインもイマイチ、でした。ズッキーニの肉詰めみたいなものですが、中にはコメも入っています。クタクタにやわらかいし、味がすごく薄いんです。昔の病院食のイメージです。この後のオレンジケーキが一番まともでした。ドリンク類はユーロ払いができますが、切り上げるので割高になります(本来は1ユーロ61.5ディナールの固定)。

スコピエコンチネンタルの食事


2014/03/16 (4日目)

朝食もイマイチだった記録があったので、持ち込んだ食料で済ませました。食事がイマイチなホテルでは体調を整える意味でも部屋で手持ちの食料を食べることがあるのですが、朝食に来なかったけど大丈夫って心配する人がいるのがツアーの怖いところです。

7:30 ホテルを出発し南へと移動します。高速道路で山間部を行くので景色が素晴らしいです。子守歌はマケドニアの現状のお話です。

マケドニアの平均月収は350€くらいですが、それより少ないサラリーで生活している人がたくさんいます。ユーゴの解体前は、国内需要や海外輸出などもあったのですが、それもなくなり、コソボ難民支援などで経済は逼迫、経済状況は冷え込んだままです。それでもEU、NATOに加入したいみたいですね。

大学進学率は90%程度と高いのに、卒業しても職がなく(失業率30%超)、海外へ流れる若者が多いそうです。私立は高いですがお金を積めば卒業できるために、優秀な人材は皆国立へ行くそうです。ガイドさんも大卒ですが、働きながらさらに勉強を続けています。マケドニアのガイドさんですが、コソボは他国のガイドが仕事するのに規制がないそうで、コソボからガイドしてくれています。

さて、農村地帯へと入ってきました。のどかな風景が続きます。ピンクは桃の花、白いのはりんごやアンズです。

マケドニアの車窓景色


遠くに溶岩が流れるような真っ赤な液状のものが丘を下るちょっと怖い光景が見えてきました。ニッケル工場だそうです。

マケドニアのニッケル工場


マケドニアを縦断してきましたが、きれいな景色が続きます。まもなく南部の町ビトラです。

マケドニアの農村風景


次回はビトラのヘラクレア遺跡をレポートします♪

マケドニア・ヘラクレア遺跡

2014/03/16 (4日目) 続き

10:15 途中一回トイレ休憩を挟み、マケドニア南部の町ビトラにあるヘラクレア遺跡に来ました。ここは初めてなので楽しみです。紀元前4世紀にアレキサンダー大王の父にあたるフィリップ2世によって開かれた町ですが、現在見られる遺跡は紀元2~3世紀のローマ時代のものがメインだそうです。

ビトラのヘラクレア遺跡全景


このヘラクレア遺跡はモザイクが有名なのですが、冬季は砂利で覆われているとのことです。3月だし、もう気温も結構高いので、見れるかなと思ったのですが、まだ取り払っていないそうです。残念。入り口近くの歩道にいくつかの小さなモザイクが見られるのみです。

ヘラクレア遺跡のモザイク


冬季、だからか他に観光客がいない中、見学スタートです。ここはカメラ撮影料が別途必要で、ユーロなら2€です。遺跡の地図を確認すると、見学するには程よい広さの遺跡ですが、なんと全体の8%しか発掘されていないのだそうです。

ヘラクレア遺跡の地図


まずはローマ浴場跡です。割といい状態で残っています。ローマ時代の遺跡にはつきものの公衆浴場です。かつては社交の場として賑わったことでしょう。

ヘラクレア遺跡ローマ浴場跡


ローマ浴場の反対側には裁判所の柱廊が少しだけ残っています(写真左)。
道路中央には下水道システムの跡がしっかりと残ります。この町は最後は6世紀初めの大地震で放棄されたようですが、それが町の構造をそのまま残す理由にもなったようです。

ヘラクレア遺跡下水道システムと裁判所柱廊


こちらは小バシリカ教会跡。砂利で覆われた地面には、モザイクがあることを意味しています。

小バシリカ


そして遺跡の真ん中に広がる大きな空間。ここは大バシリカ教会の跡です。ちなみに、この広場のような砂利の大地の下には古い時代の町の跡もちらっと見ることができます。古代マケドニア時代のものでしょうか。石組みと空間が残っています。

大バシリカ


大バシリカ教会の奥、この辺りに特に美しいモザイクがあるのだそうです。ちょっと興味本位で砂利を掘ってみましたが、10cmやそこらで諦めました。かなり厚く深く覆っているようです。でも砂利の上を人が歩いたりしたら余計にモザイクを傷つけるような気がするので、この保護の方法は果たして正しいのか疑問に思ってしまいました。

バシリカの砂利で覆われたモザイク


ガイドさんが写真でどんなモザイクがあるのか見せてくれました。動植物を使ったモチーフが多く、かなり細かくデザインされているようです。本物見たかったな・・・。今日だけでも遠く日本から70人も観光客が来るのだし、もうこれから観光シーズンなんだから取ってくれてもいいのにと思いました。唯一、シーズンが少し早かったと思った一瞬でした。

モザイクの写真


ローマ劇場の下は小さな博物館になっています。このレンガの中の一角です。
それにしても周りの景色がとてもきれいです。

ヘラクレア遺跡博物館前


博物館というか資料館というか、または劇場に出るための通路に発掘品を展示しましたという感じですが、メインの発掘品はスコピエの博物館に持っていってしまっているそうで数も少ないです。これ、2世紀の悲壮漂うマスク。

ヘラクレア遺跡展示品Tragic Mask


他に一番立派なのはアテナパルテノスという蛇を持った女神像など、ちょっと面白味のあるものが何点かあります。この小さなガラス瓶は、涙を入れたものだったそうです。

ヘラクレア遺跡の発掘品涙を入れる瓶


博物館の上はローマ劇場です。多くのものがそうであるように丘の斜面を利用して作られています。ハドリアヌス帝によって建てられたとされる、およそ3000人収容のローマ劇場です。修復具合もいい感じです。

ヘラクレア遺跡ローマ劇場


後半はフリー見学です。劇場のバックヤードにあたるテラスからは下の遺跡がよく見渡せます。右側はまだ発掘途中という感じですが、ここもこの後見て歩きました。周囲にはパラパラと家が建っているし、何より資金がないのが発掘が進まない原因らしいです。

ヘラクレア遺跡発掘現場


ヘラクレア遺跡は公開している範囲というか発掘した規模が小さいので、隅から隅まで歩いても1時間で見ることができます。最後はローマ劇場の上からのんびりと座って景色を楽しみました。

ヘラクレア遺跡ローマ劇場からの眺め


11:15 あまりオススメじゃないと聞いていた遺跡のトイレによって出発です。洋式じゃないけど使えない程汚いトイレじゃなかったです。

次回はベリスター国立公園~オフリドをレポートします♪

マケドニア・ベリスター国立公園~オフリド

2014/03/16 (4日目) 続き

11:35 ビトラから4km、ベリスター国立公園にある山岳リゾートホテル、Hotel Sumski Feneriという山の中のホテルでランチです。周辺は心和む放牧風景に囲まれたような何もない場所です。

ベリスター国立公園Hotel Sumski Feneri周辺


山の中のホテルですが、なかなか立派なレストランで、スープの後のメインはマス料理。
ソフトドリンクは1€とお手頃な値段でした。

Hotel Sumski Feneriのマス料理


12:40 オフリドに向けて出発です。大自然の景色を楽しみながらマケドニア南西の端にある私の大好きなオフリドへと近付いていきます。途中のこの風景もとても気に入っています。

ビトラからオフリドへの車窓風景


13:20 道端に停車。何かと思ったら道端で果物を売るお店でお買い物。ランチにデザートなかったし、と言って皆にりんごをひとつずつ買ってくれました。正直あまりジューシーじゃなかったですが、おいしく頂きました。

路上フルーツ販売


14:20 街へ入る前にガソリンスタンドでトイレ休憩を取ってからオフリドの中心部にやってきました。この広場は旧市街の入り口、写真には写っていませんが樹齢1000年を越える木があります。ここから徒歩にて観光です。

オフリド旧市街の広場


活気のある旧市街の通りを歩き、オフリド湖岸を目指します。以前このあたりのカフェでお茶したっけなぁと懐かしい気分です。

オフリド旧市街の町並み


オフリド湖が見えてきました。348㎢のオフリド湖は1/4が隣国アルバニアと国境の湖です。この湖を背景にした町の風景はどこも絵になり私のお気に入りです。このオフリド地域はユネスコの自然遺産および文化遺産として登録されています。

オフリド湖船着場付近


最初の見学は聖ソフィア教会(聖ソフィヤ大聖堂)、11世紀の教会です。内部は撮影不可。オスマン朝時代にはモスクとして使われたこともありますが、ミナレットやミフラーブは取り除かれています。ドームはなく、フレスコ画が半分くらい残っていて、中には珍しい法王のフレスコ画があります。教会の下には更に古い時代の教会跡も見られます。

聖ソフィア教会


さて、ここからは丘に上がりながらの観光になるため、足腰に不安のあるシニアのため希望に応じてタクシーが3台手配されました。丘の上のサミュエル要塞まで途中観光しながら1台10ユーロ。確かにそこそこ勾配がありますが、歩けないことはないと思います。でも、心配な方はと言われると心配するのが常で、遅くなって迷惑かけてはいけないと思った人もいるでしょう。私はルートがわかっているので、皆より先に歩いて写真を撮ります。

オフリド旧市街の坂


丘を上がっていくと中ほどで、ローマ劇場にたどり着きます。これは偶然発見されたのだそうです。紀元前2世紀のもので、元は3000人規模のものだったそうですが、ご覧の通り既に住宅ぎっしりの中なので、修復できたのは600人規模までです。

ローマ円形劇場


坂をそのまま上がっていくと、城壁にぶちあたり、上の門(Upper Gate)があります。ツアーではそこはくぐらないのですが、私はここをくぐった先の城壁や市街の景色が好きなので、皆がゆっくり坂を上がっている間に城壁見物です。

オフリド旧市街の城壁


さてツアーで次に行くのは聖クレメント教会です。前回クレメント教会と案内されたのとはとは違う方で、今回行くのは元々は聖マリア教会と言われていた教会です。前回行ったのは地球の歩き方で聖パンテレモン教会と書かれている方で、聖キリルの弟子クレメントの棺があったことからそちらが聖クレメント教会と言われていたようで、現地の案内表示はそちらを指しています。分岐点から見るとまるで逆方向なので迷わないように。

聖クレメント教会(聖マリア教会)は修復中ですが、内部を見学できます。内部は40人入るとぎっしりという大きさですが、一面のフレスコ画が見事で、教会の人が熱心にフレスコ画の説明をしてくれました。13世紀のフレスコ画で、キリストが自らハシゴで十字架に上る構図など珍しいものもあります。内部は撮影禁止です。

聖クレメント教会(聖マリア教会)


聖クレメント教会(聖マリア教会)の前はオフリド旧市街の丘がきれいに見渡せるポイントです。丘の上のサミュエル要塞が一番良く見える場所かも知れません。これからあのサミュエル要塞まで行きます。

聖クレメント教会(聖マリア教会)から見たサミュエル要塞


聖クレメント教会(聖マリア教会)からサミュエル要塞までは歩いてもせいぜい5分もあればつきます。ずっと上りなので、タクシーに乗るのもアリかもしれませんが、普段杖など使っていなければ問題ないと思います。

サミュエル要塞への道


サミュエル城塞の前まで行って皆が上がってくるのを待ちます。前回はフリータイムでここまで来て、定休日で中に入れずがっかりしたのを思い出します。ここから見るオフリド湖の景色もとても素敵です。

サミュエル要塞前からのオフリド湖の眺め


次回もオフリド観光の続きをレポートします♪
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