モロッコ・アイトベンハッドゥ

2014/01/19 (6日目)

6:30 電話が壊れているらしく、モーニングノックで起床します。何かしら普通じゃないのがこのパルムレというホテル。でも朝食のパンは焼きたてでおいしかったです。

8:00 ホテルを出発、ワルザザードの町を出てすぐアトラス・コーポレーション・スタジオを通過します。以前はPhoto Stopしましたが、皆の関心がないようなのでツアーから割愛することにしたのかな。ワルザザードは映画産業が盛んな町です。

アトラスコーポレーション


しばらく走るともう人工物が見当たらない景色になります。南部モロッコならではの自然の景色を楽しみます。道路は快適なので、ただの移動も楽しい旅の一部です。

ワルザザードからアイト・ベン・ハッドゥの車窓風景


8:30 世界遺産アイト・ベン・ハッドゥの全景が見える場所でPhoto Stopです。絵的にはこのちょっと離れたポイントからの光景が一番じゃないでしょうか。今は数家族しか住まない廃村に近い状態ですが、モロッコを代表する景色です。ここで、気温や風の強さをチェックして、上着などがいるかどうかを判断するといいでしょう。

アイト・ベン・ハッドゥ全景


写真スポットから少し移動してバスを降り、徒歩にて観光へ向かいます。村は丘になっていて頂上付近は風があると寒いこともありますが、今日は風もないので、上着は置いていきます。

アイト・ベン・ハッドゥはモロッコを代表するクサル、つまり要塞化された村で、ベン・ハッドゥは部族の名前です。3年ぶりに訪れてみると、なんとコンクリートの立派すぎる橋ができていました。以前は川をじゃぶじゃぶ渡ったのがいい思い出です。足が濡れる心配はなくなりましたが、ちょっと風情はなくなった気がします。

アイト・ベン・ハッドゥにかかるコンクリートの橋


橋を渡った入口は、以前川を渡って入った場所から見ると、左脇の方に当たります。一応地図なんかもあります。迷うほどの大きさではないので、地図など見ずにブラブラ歩いて全ての道を歩くのがいいんじゃないかと思いますが、ツアーで来た場合はここの観光はガイド次第です。丘の上まで案内する場合もあれば、ちょこっと入ってすぐ出る場合もあるそうです。移動の都合上フリータイムはほとんどないと思っていいでしょう。

アイト・ベン・ハッドゥ地図


クサルの中は一見迷路のように見えますが、丘に張り付くような村なので、実はそれほど複雑な所ではありません。以前にも増してお土産屋がいっぱいですが、日本人グループは時間がないのを知ってかあまりしつこくはないです。おじさんはお土産にかかった砂を独特な道具で取り払っています。

アイト・ベン・ハッドゥの道はお土産屋がいっぱい


建物はすべて日干し煉瓦や泥などで作られ、村中が砂色一色です。カスバの四隅には塔のようなものがあり、ベルベル人が作ったカスバの特徴でもあります。それにしても保存というか、頻繁な補修なしにはこの景観は保てないことでしょう。

アイト・ベン・ハッドゥのカスバ


壁は厚いですが、この通り、土と草だけが原料です。放って置けば崩れるのは自明です。以前、お宅訪問をしたことがありますが、中はかなり普通の家っぽくなっていました。実際住むには相当なメンテナンスが必要なはずで、私だったら不自由さにすぐに逃げ出すと思います。

泥と草でできた建物


少しずつ上へと上っていきます。家のほとんどはお土産屋などに使われていますが、現在でも数家族が住んでいます。家畜スペースなども垣間見ることができます。

家畜小屋


途中、まるで通路が家の中を突っ切るような所も通ります。そういった場所からも時々後ろを振り向くととても素敵な風景が見えます。

アイト・ベン・ハッドゥの素敵な景色


しばらく行くと、丘の中腹くらいの所へ出て、ここから上は建物がなくなります。
その辺りから通ってきた方向を見下ろすのがオススメ。間近に広がるアイト・ベン・ハッドゥの村が一番きれいに眺められるポイントだと思います。

アイト・ベン・ハッドゥを上から見る


丘の頂上まで上がっていきます。頂上部分の一番上は、かつての貯蔵庫が残っています。
この貯蔵庫を一周するような形で高台からの眺めを堪能します。天気が良ければ眺めは最高。小山のようなものは映画グラディエーターのロケの場所です。このアイト・ベン・ハッドゥはいくつもの映画の舞台に選ばれています。

上から見たアイト・ベン・ハッドゥとグラディエーターのロケ地


村と反対側の景色も見逃せません。雪山をかぶったオート・アトラスも見えます。今日はこれからあの山々を越えるのです。

アイト・ベン・ハッドゥ丘の上からの眺め


また別の方向を見ると、そちらは荒涼とした大地が広がります。360度どの方向を見ても素晴らしく、いろんな景色を楽しめます。もう日本で下らない事に頭を悩ませたりする自分がバカバカしく感じる、無になれる、そんな景色です。

アイト・ベン・ハッドゥの丘の頂上からの絶景


頂上で十分に景色を楽しんだ後は丘を降ります。途中から別の道を通ったりして村の雰囲気を楽しみながら帰りますが、この日日本のツアーが他に2グループも来ていました。最近はモロッコは人気が高まり、ツアーも増えたようで、日本人をあちこちで見かけるのがちょっとがっかりですが、多くの人に見てもらいたいと思う気持もあり複雑です。

アイト・ベン・ハッドゥの村並み


次回はティシュカ峠~マラケシュをレポートの予定です♪

モロッコ・ティシュカ峠~マラケシュ(バイア宮殿)

2014/01/19 (6日目) 続き

9:50 アイト・ベン・ハッドゥを発ち、マラケシュへと向かいます。時々現れる村の風景はアイト・ベン・ハッドゥに劣りません。南部の風景を目に焼き付けます。アトラス山脈を越えてしまえば、もうこのような景色は見られないのです。

モロッコ南部の景色


しばらく進むと、雪山が眼前に迫り、道もカーブが多くなってきました。いよいよ南部とお別れです。細い登り道をグングンと上がっていきます。

オートアトラスのティシュカ峠越え


11:15 ティシュカ峠の最高地点に着きました。ここは標高2260m、しばしPhoto Stopします。が、めちゃくちゃ風が強くて、ぽっちゃりの私ですら飛ばされそうな勢いです。停めた大型バスですら風で揺れ、ドアの開閉も風圧でままならないほど・・・。

ティシュカ峠最高地点


ティシュカ峠は周りに何も無いところですが、記念撮影のために停まる観光客相手にお土産屋があります。もっともこの日は風が強すぎて、端のほうに寄るのは大変危険、それに風が超冷たすぎたので、さくっと写真を撮って皆すぐバスに戻りました。こうして見ると、山に作られた道はとても狭く、風の強さを考えると背筋が凍ります。

ティシュカ峠


11:45 急な下り坂を折りきった所で、本日のランチです。隣にあるアルガンオイルのお店に以前に立ち寄ったことがある場所です。今回も食後にショッピングが予定されています。メインは牛肉のケバブ。パンにつけるようにアルガンオイルやアーモンド入りペーストなどが出るので、買い物の味見にもなります。

ケバブ


食後は隣のアルガンショップでショッピング。アルガンは今では日本でもお馴染みになりましたが、モロッコの一地方でしか取れない貴重なものです。店の入り口ではオイルの抽出の実演です。丹念に皮を向き、すり潰します。

アルガンオイルの抽出


実はオリーブに似ています。殻は燃料として使い、剥いた身は動物の餌になり、捨てるところはありません。上の籠の白い部分を摩り下ろしてオイルを抽出します。

アルガンの実


ショップにはいろんなアルガン製品がずらっと並びます。アルガンの蜂蜜とコスメオイルが現地ガイドヒシャムさんのオススメ、添乗員さんはしわ取りクリームがイチオシです。2年持つという60mlのアルガンオイルを150DH(2000円弱)で購入しました。容器は密封力が甘いので気をつけて持って帰り、日本へ帰ってから詰め替えるのがオススメです。

アルガンショップ


13:25 この国でしか安く買えない人気のアルガンオイルを手に満足気な皆を乗せて再びマラケシュを目指します。完全に山を越えてからは、南部の景色とはまた違う素敵な景色が広がります。緑は濃く、土の色も赤くなります。

マラケシュ近郊の景色


15:35 マラケシュに入りました。独特の赤土が建造物に使われたバラ色の街です。ここが首都なんじゃないかと錯覚するほどエネルギーを感じます。

城壁に囲まれたマラケシュ


旧市街の中でバスを降り、歩いて観光です。こうしてみるとやっぱりバラ色の街です。
ローカルガイドは初めて来た時と同じ日本語ガイドで、過剰なジョークを織り交ぜるある意味マラケシュの名物的存在です。

マラケシュのバラ色の旧市街


まずはバイア宮殿(バヒア宮殿)から観光。この入り口から中の建物までは細長い庭になっていて、いろんな植物が植えられています。

バイア宮殿入り口


19世紀に建てられた宮殿は細工が見事でとても美しい宮殿です。どこかアルハンブラ宮殿を思わせるものがあります。

バイア宮殿の美しい建築物


中でも私のお気に入りは壁の漆喰細工です。幾何学模様がこれほど美しく輝くように見えるのが素晴らしいです。それほど古くはないとは言え、白さを保つのも大変なことじゃないでしょうか。

バイア宮殿のしっくい細工


こちらは4人の妃の部屋を配した中庭。モザイクタイルの装飾も見事です。ちなみにモロッコはイスラムの国なので、現在でも一夫多妻ですが、実際に複数の奥さんがいるのは1%未満だそうです。

バイア宮殿妃の中庭


奥の広場の方は現在修復中で全部を見れませんでしたが、何度見てもきれいな宮殿でした。

次回はマラケシュの続き、モロッコ最後のレポートの予定です♪

モロッコ・マラケシュ

2014/01/19 (6日目) 続き

16:25 バイア宮殿を出て旧市街を歩きます。3度目なので方向感はありますが、何しろ旧市街の道は込み入っています。広くはない道ばかり、地元の子供たちは観光客の往来など気にせずボール遊びに夢中です。

マラケシュ旧市街


旧市街の中は、小さめの個人商店などがたくさんありますが、路上で商売をしている人も結構います。ラジオや時計、サングラスなどいかにも安物が売られていますし、野菜なんかは直接地面に置いているのがちょっとびっくりです。

マラケシュ旧市街の露天商


やがて住宅街を歩くと、周辺は静寂が包みます。バラ色の街の住宅は家のドアの模様などを見ながら歩くのが楽しいです。この辺りは行き止まりの道も多いので、前の人を見失わないようにしないといけません。

マラケシュ旧市街の住宅街


商店街を抜けると、アル・マンスール・モスクが目に入ります。12世紀のモスクで、存在感のある大きな建物です。四角いマグレブ式のミナレットはその後のミナレット建築に影響を与えたもののようです。このモスクの脇に、サアード朝の墳墓郡の入り口があります。

アル・マンスール・モスク


サーディン墳墓群は入り口から先に、壁の間のような狭くて暗い通路があり、縦一列でこの通路を通り抜けます。高い塀にすっぽり囲まれていて20世紀初めまで存在が隠されていました。通路を抜けると中庭にはたくさんのお墓が。王族に使えた宮廷の高官とか使用人の墓でしょう。身分の高さや故人の好みによって様々ですが、同じ方向を向いて整然と並んでいます。

サーディン墳墓群


サアード朝の歴代のスルタンたちが眠るお墓は、屋根つきの霊廟内にあります。内部は宮殿かと思うようなきらびやかな装飾で彩られています。こちらは全盛期の第7代アフマド・アフ・マンスールのお墓です。

アル・マンスールの霊廟


16:50 墳墓群を見ている間に雨が降り出しました。次はすぐ近くのおなじみの民芸品店へ立ち寄ります。40分間のショッピングですが、もし雨が降っていなければ早々にこっそり抜け出して前回のように旧市街をぶらついたことでしょう。

民芸品店


この民芸品店には、モロッコのありとあらゆるお土産がそろっていてまるでデパートです。商品を全部見ていると、それだけで時間が過ぎてしまいます。到底持ち帰れるとは思えない巨大な置物や、宝石、化石まで売っています。値段は少々高めと思いますが、品質と品揃えはピカイチです。

びっくりするほどの品揃え


17:30 アグノウ門でバスに乗り、クトゥービアへ移動します。歩いても大した距離じゃないです。このアグノウ門はマラケシュで最も美しい門と言われていて、なかなかに特徴的な石造りの門です。

マラケシュ旧市街アグノウ門


17:45 マラケシュの中心とも言える場所にあるクトゥービアを訪れます。1199年に建てられたミナレットです。モスクはイスラム教徒しか中に入れないので、塔をぐるっと周るように見学です。4面がそれぞれ違うデザインで、77mの高さはマラケシュの目印にもなっています。

クトゥービア


スークに入り、ジャマエルフナ広場へやってきました。ここで、1時間ちょっとのフリータイムです。夜のフナ広場は、お祭りのような雰囲気で、あちこちに人だかりが出来て、何やら出し物やゲームなどを楽しんでいます。これはペットボトル釣りみたいです。

ジャマエルフナ広場のゲーム


一通りフナ広場を見学した後は、毎回立ち寄っているカフェ・グラシエの屋上テラスへ向かいます。ミントティー15DH(200円弱)を頼んで、広場を見下ろすお気に入りのポジションで一休憩。いつ来てもこの広場にはエネルギーが漲っています。

カフェ・グラシエから見下ろすジャマエルフナ広場


テラスは広場に沿って細長いので、クトゥービアの塔から広場の東まで広い範囲を見下ろせます。そう言えばこの店じゃないけど、3年前広場のカフェで爆弾テロがあり観光客ら17人が死亡したことがありました。ちらっと頭を過ぎりましたが、楽しむことに専念します。屋台から上がる煙は、食欲もそそりますが、この後夕食なので食べ歩きは控えなくてはなりません。

ジャマエルフナ広場の屋台


フリータイムの残り時間はスークを楽しむことにしました。煌びやかな真鍮製品やいろんなお店の商品が目を楽しませてくれます。スークでの買い物は根気強い値段交渉が必要なので、買い物をするつもりなら時間に余裕を持ったほうがいいでしょう。

マラケシュのスーク


いったん止んでいた雨がまた降り出したようです。アーケード状になっているスーク内は、雨漏りがするので傘が必須かもしれません。時計を見ながらスークの奥まで入っていきました。前回、どこかのモスクの前で自転車に轢かれたのは今じゃいい思い出です。

マラケシュのスークの道を奥へ


ところが、今回はスークの奥で思いがけず行き止まりに入り込んでしまいました。いったん、ベン・ユーセフ・モスクの前まで出て現在地を確認したのですが、そこからフナ広場に戻る際に方向感覚を失いました。いろんな人に広場への道を聞きながら、最後は全速力で走って集合場所へ向かいます。それでも結局2,3分遅れてしまいました・・・。

19:20 DNR@RST
前回と同じフナ広場近くのレストランにて、魚のタジンの夕食。料理はなんでもスパイシー。音楽と頭にろうそく乗せたおばさんが踊る怪しげなサービスがついています。

20:30 マラケシュのホテル、リアド モガドール メナラに到着。冷蔵庫、ドライヤー、セキュリティボックス有り。部屋はきれいで広めだけど、ちょっと薄暗い。Wi-Fi無料パスワードあり。

リアド モガドール メナラの部屋


ホテルは広い道路に面した大型ホテルで、近くにはスーパーマーケットなどもなく、おとなしく明日の飛行機での移動に向けて、買い込んだワインなどのパッキングに励みました。こうして見るとマラケシュはとてもきれいな街です。アトラス山脈を隠さないよう、建物は6階建てまでと決められています。

リアド モガドール メナラの前の道路


2014/01/20 (7日目)

8:00 ホテルを出発し、カサブランカへ向かいます。途中一度休憩を入れてまっすぐ空港を目指します。今回はカサブランカの観光はなし、です。カサブランカに近付くと緑の平野が広がる風景です。羊さんものんびり・・・。

カサブランカ近郊


11:00 カサブランカのムハンマド5世国際空港に到着。約1800㎞のモロッコの旅がもう終わりです。空港に入るのにすべての荷物をX線にかけて、それからチェックイン。3度目の現地ガイド、ヒシャムさんとは、きっとまた会えるような気がします。やっぱり私はモロッコ好きなので、早ければ来年にもまた足を運ぶでしょう。ヒシャムさんは会社も立ち上げたそうです。ホームページはhttp://www.sps-morocco.jp

14:30 カサブランカ発イスタンブール行きTK-0618便にて、モロッコを離れます。今度は10日間のコースにするぞ!!なんて早くも次のことを考えながら・・・。

旅の後半はトルコ周遊です。次回は夜のイスタンブールをレポートします♪
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aya1103

Author:aya1103
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