フランス・アルビ①
2013/03/01 (5日目) 続き
10:30 カルカッソンヌから途中一回休憩を挟み、アルビに到着です。旧市街にはバスが入れないため、Lices G. Pompidouという大通りでバスを降り、歩いて観光へ向かいます。
大通りはフランスのあちこちの町にあるようなまっすぐで広い素敵な通りになっています。

旧市街へ入ると町の雰囲気は一変。赤レンガで建てられた統一感のある建物が続きます。

どこを向いても例外なく赤レンガの建物だらけ。でも良く見ると、ちょっとずつ時代が違うのか、とても古そうな建物もあります。木組みが残り、2階以上が張り出しています。とにかく現代に至るまで、補修しながら景観を守っているということでしょう。この町ならではの景観にテンションが上がります。

旧市街を歩いてサント・セシル広場まで向かっているのですが、前の人を見失うと迷子になりそうなくらい、同じ光景が続きます。赤レンガの建物の1階は店舗などになっていて、中は普通のお店なのに、町の景観をまったく損ねていないのが素晴らしいです。

サント・セシル広場に着くと、広場の向こうにサント・セシル大聖堂がどーんっと立ちはだかっていました。想像以上にでかいです。教会というより要塞というくらいの頑丈さです。カタリ派(アルビジョワ派)の弾圧後、1282年着工、約200年かけて造られたゴシック教会は、カトリックの威信を示すために建造されたもので、壁が40mもあるんだそうです。数々の大聖堂を見てきた私から見ても最大級と言えるかも知れません。

皆でサント・セシル大聖堂の中へ入ります。外観から感じられる堅さとはうって変わって、繊細でものすごく華美といっていい内装です。内陣を仕切る壁の装飾の細かさ、美しさには圧倒されます。14世紀のフランボワイヤンゴシック様式の傑作と言われているそうです。

天井や壁面も装飾でいっぱい。特に15世紀のフランドル様式の巨大なフレスコ画「最後の審判」が有名だそうです。思わず、ひえーっと言ってしまいそうな贅を尽くした造りで、目論み通り威信を示すには十分だったと言えます。巨大な権力を感じました。

さて、ここからは12:00までフリータイム。せっかく大聖堂の中に入ったので、大聖堂の宝物庫と内陣に入ることにしました。セットで3ユーロ。狭い階段を上ってまず宝物庫へ上がります。すごい財宝がある、というわけではなくて古い衣装など歴史を物語るものが展示されていました。

内陣は建物に沿って外側には小さな礼拝堂がずらっと並んでいます。内側の司教などが座るスペース?は囲われています。とにかくどこまでも華美な内装です。

このあたりが内陣の中心スペースです。頭上に聖人の像がずらっと並んでいます。内陣の見学には実はオーディオガイドが付いているので、興味があればゆっくり聞くのもいいかも知れません。私は町の散策を楽しみたかったので、ここで母と別れ、一人町歩きをすることにしました。そろそろ一人でも楽しめるようになったでしょう。

さて、サント・セシル大聖堂を出て、左へ行くと隣に大きなやはりレンガの建物があります。町のインフォメーションと、トゥールーズ・ロートレック美術館です。アルビはロートレックの生まれ故郷なのです。13世紀に建てられた司教館、ベルビー宮を使った美術館は膨大な作品が収められているそうで、ツアーの半分くらいの人はここに行くようでした。

ですが、絵に興味があまりない私はロートレック美術館という選択肢はばっさり切り捨て、美術館を横に坂を下りて行きます。

道なりに坂を下りるとすぐに、タルン川と川にかかる橋が見えてきました。手前がヨーロッパ最古の橋の一つと言われるポン・ヴィユー、奥は最初に降りた大通りに通じる新橋です。この辺りから川へ降りていく階段もありますが、また上ってこなくてはいけないのでオススメしません。

ポン・ヴィユー(旧橋)を渡ります。タルン川と対岸の町、ポン・ヌフ(新橋)が美しい景観を作り出しています。対岸の町も赤いです。

ポン・ヴィユーから見たアルビの旧市街方面です。ここから見るサント・セシル大聖堂はまるで工場か何かのようです。アルビの司教都市は2010年に世界遺産登録されていますが、まだまだ日本人には馴染みが薄く訪れるツアーも少ないようですが、ここまでだけでもオススメの町と言えます!

次回アルビの後半をレポートします♪
10:30 カルカッソンヌから途中一回休憩を挟み、アルビに到着です。旧市街にはバスが入れないため、Lices G. Pompidouという大通りでバスを降り、歩いて観光へ向かいます。
大通りはフランスのあちこちの町にあるようなまっすぐで広い素敵な通りになっています。

旧市街へ入ると町の雰囲気は一変。赤レンガで建てられた統一感のある建物が続きます。

どこを向いても例外なく赤レンガの建物だらけ。でも良く見ると、ちょっとずつ時代が違うのか、とても古そうな建物もあります。木組みが残り、2階以上が張り出しています。とにかく現代に至るまで、補修しながら景観を守っているということでしょう。この町ならではの景観にテンションが上がります。

旧市街を歩いてサント・セシル広場まで向かっているのですが、前の人を見失うと迷子になりそうなくらい、同じ光景が続きます。赤レンガの建物の1階は店舗などになっていて、中は普通のお店なのに、町の景観をまったく損ねていないのが素晴らしいです。

サント・セシル広場に着くと、広場の向こうにサント・セシル大聖堂がどーんっと立ちはだかっていました。想像以上にでかいです。教会というより要塞というくらいの頑丈さです。カタリ派(アルビジョワ派)の弾圧後、1282年着工、約200年かけて造られたゴシック教会は、カトリックの威信を示すために建造されたもので、壁が40mもあるんだそうです。数々の大聖堂を見てきた私から見ても最大級と言えるかも知れません。

皆でサント・セシル大聖堂の中へ入ります。外観から感じられる堅さとはうって変わって、繊細でものすごく華美といっていい内装です。内陣を仕切る壁の装飾の細かさ、美しさには圧倒されます。14世紀のフランボワイヤンゴシック様式の傑作と言われているそうです。

天井や壁面も装飾でいっぱい。特に15世紀のフランドル様式の巨大なフレスコ画「最後の審判」が有名だそうです。思わず、ひえーっと言ってしまいそうな贅を尽くした造りで、目論み通り威信を示すには十分だったと言えます。巨大な権力を感じました。

さて、ここからは12:00までフリータイム。せっかく大聖堂の中に入ったので、大聖堂の宝物庫と内陣に入ることにしました。セットで3ユーロ。狭い階段を上ってまず宝物庫へ上がります。すごい財宝がある、というわけではなくて古い衣装など歴史を物語るものが展示されていました。

内陣は建物に沿って外側には小さな礼拝堂がずらっと並んでいます。内側の司教などが座るスペース?は囲われています。とにかくどこまでも華美な内装です。

このあたりが内陣の中心スペースです。頭上に聖人の像がずらっと並んでいます。内陣の見学には実はオーディオガイドが付いているので、興味があればゆっくり聞くのもいいかも知れません。私は町の散策を楽しみたかったので、ここで母と別れ、一人町歩きをすることにしました。そろそろ一人でも楽しめるようになったでしょう。

さて、サント・セシル大聖堂を出て、左へ行くと隣に大きなやはりレンガの建物があります。町のインフォメーションと、トゥールーズ・ロートレック美術館です。アルビはロートレックの生まれ故郷なのです。13世紀に建てられた司教館、ベルビー宮を使った美術館は膨大な作品が収められているそうで、ツアーの半分くらいの人はここに行くようでした。

ですが、絵に興味があまりない私はロートレック美術館という選択肢はばっさり切り捨て、美術館を横に坂を下りて行きます。

道なりに坂を下りるとすぐに、タルン川と川にかかる橋が見えてきました。手前がヨーロッパ最古の橋の一つと言われるポン・ヴィユー、奥は最初に降りた大通りに通じる新橋です。この辺りから川へ降りていく階段もありますが、また上ってこなくてはいけないのでオススメしません。

ポン・ヴィユー(旧橋)を渡ります。タルン川と対岸の町、ポン・ヌフ(新橋)が美しい景観を作り出しています。対岸の町も赤いです。

ポン・ヴィユーから見たアルビの旧市街方面です。ここから見るサント・セシル大聖堂はまるで工場か何かのようです。アルビの司教都市は2010年に世界遺産登録されていますが、まだまだ日本人には馴染みが薄く訪れるツアーも少ないようですが、ここまでだけでもオススメの町と言えます!

次回アルビの後半をレポートします♪