添乗員の評価
パッケージツアーに参加する場合、添乗員との出会いはひとつの楽しみであり、その存在は旅の印象を大きく左右する。
基本的には、添乗員を選ぶことはできないので、旅行前に電話をもらう時にはまるで、くじ引きをするかのような感覚におそわれる。
大抵の場合はその仕事ぶりに感謝・感激し、多くのことを学ばせてもらっている。大きな影響を与えてくれるこの職業に対し、かなりの興味・関心を持っているが、決して自分が添乗員という仕事につきたいという訳ではない。激務で低待遇にも関わらずこの仕事を選び、続けている素晴らしい方たちを見ると、どんな魅力がその職業にあるのか、その片鱗を見たくなる。
私は毎回、旅が終わるころには、添乗員を5段階で評価してる。その評価は旅行社に出すアンケートのそれとは必ずしも一致しない、私基準の勝手な評価。(通常、旅行社に出すアンケートの評価はもう少し甘くつけている。)
「1」:添乗員を辞めてもらいたいとまで思うレベル
例えば、客に注意ばかりし、がんじがらめに管理するような人。旅もいろんな制限を受ける。
「2」:添乗員として最低限の仕事はしているが、二度とご一緒したくないと思うレベル
サービス精神は感じられず、問題なく旅程が終わることしか考えていなさそう。このタイプはアンケートを気にしてか、プチプレゼントをくれたりする人もいる。
「3」:添乗員としての仕事ぶりに文句はないが、二度はご一緒したくないと思うレベル
可もなく不可もなく、旅の印象にプラスにもマイナスにも影響しない。
「4」:気が利いた添乗員であり、できればもう一度ご一緒したいと思うレベル
たとえ観光が多少つまらないものであっても旅が楽しい雰囲気になる。一生懸命さや、きめ細やかな気配りが感じられる。交わした会話が印象深く残る。
「5」:仕事ぶりに加え人間的にも尊敬できる存在であり、是非にも再会を望みたいと思うレベル
適切な案内、説明や、気配りはもちろんのこと、自分との相性や好みがピタっとはまる。旅が終わって欲しくないと思うようなそんな存在。
これまでの19回のツアー参加では、評価「5」と「4」がそれぞれ2人、「2」と「1」がそれぞれ1人。残りは「3」という内訳。
旅の報告の間に、添乗員に関するお話もシリーズ化します!