中国・成都パンダ基地まで帰国パンダ達を追っかけ

今回から6月に参加したパンダ三昧の旅レポートスタートです。
すっかりパンダに魅了された私ですが、今回は、日本生まれのパンダの中国帰国を見届けるため、Pandapiaというパンダの成長を見守る団体の現地集合イベントに参加、費用は約9万円(ホテルは相部屋、航空券は別)です。13名の参加。

パンダと言えば日本では上野動物園のパンダが有名ですが、和歌山と神戸にもパンダがいます。私もパンダ好きになるまで知りませんでしたし、今に至るまで和歌山にも神戸にも、さらには上野にも足を運んだことはありません。ですが、大好きなパンダたちの渡航事情には興味深々なので、今回中国に帰国する会ったことのないパンダたちの移動を見守るイベントに参加することにしました。

2017/06/05 (1日目)

パンダたちは深夜に和歌山県白浜にあるアドベンチャーワールドを出発し、早朝に伊丹空港から成田へ移動した模様です。当日まで利用便の情報がありませんでしたが、どうやら同じ便で中国へ行けると確信し、成田空港へと向かいます。

中国元への両替ですが、成田では両替レートは悪いので、翌朝まで必要な分だけ両替し、中国行ってからホテルなどで両替するのがオススメです。私は前回の残りがあるので日本では両替しません。

イベント参加の都合上、本当は22:00成都空港集合なので、急いで空港を出られるように荷物は機内持ち込みにしてチェックイン、出国後はANAラウンジでシャワーを使い、今晩の現地でのイベントに備えます。

搭乗時間に合わせてゲートへ向かい、同じイベントに参加するお仲間さんたちを探します。22:00集合なので、前日入りしている方や、上海などを経由している方もいて、成都空港からパンダたちの乗るトラックを追いかけるのに間に合わないかもと言われたこの便に乗るのは私を含め4名になります。

17:25 NH-947便にて成都へ。搭乗レポートはこちら。
成田では、GUESTと書かれたベスト着てる数人が地上で見送っていました。恐らく白浜アドベンチャーワールドの関係者だと思われます。

21:55 無事に成都空港に到着です。成田空港と違い、地上にはカメラを構えた取材の人影などが見えます。急いで空港を出るつもりでしたが、自分だけ急いでも意味がないので、飛行機を降りる際にボーディングブリッジで少し様子を見ます。

成都空港でパンダ到着を待っていた人達


やがて全身白い防護服を来た作業員が、荷物を降ろすためのリフトを消毒する様子が見えました。地上にいる他の人たちはカメラなどを構えています。

成都空港でパンダを降ろす前にリフトを消毒


そしてパンダが入っていると思われるコンテナが飛行機から降ろされます。あの中にパンダのケージが入っているのですね。小さなコンテナに入れられて揺れる飛行機に乗せられるって怖いでしょうね。パンダ輸送のためだけにチャーター便が使われる場合は、大きいケージで飼育員が移動中もエサをあげたりとケアできますが、今回はあくまで貨物のようです。

成都空港に降ろされるパンダが入ったコンテナ


最後のお仲間が飛行機を出て来るまでパンダの降機シーンを見た後、イミグレーションに向かうと、長い列に並ぶ羽目になりました。入国したらもうスーツケースがターンテーブルを回っていたので、預けても同じだったなと苦笑いです。

さらに荷物のX線検査にずらっと並ぶ羽目になりました。ところが順番が近くなった時になって、その大きさの荷物なら行っていいと促されます。
22:40 税関を出たところで、Pandapiaのスタッフさんとミートです。

駐車場へ行き、車に乗ります。私たちは遅刻組の上、空港出るのも遅くなったし、このまま成都大熊猫繁育研究基地(以後、パンダ基地)に先回りかな?と思っていたら、23:10、着きました~と言われた所は国際貨物の搬出口でした。ここから、パンダの車を追ってパンダ基地に移動するのを見届けるのです。

Pandapiaや報道機関、パンダ基地の飼育員、アドベンチャーワールドの飼育員などの関係者が空港検疫を終わってパンダたちが出てくるのを待っていて、私たち日本からの見届けイベント参加者も搬出口で待機しています。そして、Pandapiaがネットでこの様子を生中継していました。私たちも写真を撮ることができますが、その写真を公開することはNGです。

そこは、大きな工場の搬出口に似ていて、側にはパンダたちを運ぶためのトラックが3台用意されています。日本パンダの帰国を歓迎する文字とパンダの写真や名前などでラッピングされています。蚊に刺されながら、リピーターで顔見知りのイベント参加者と挨拶したりしてパンダが出てくるのを待ちます。

待つこと1時間、いよいよパンダが運ばれてきました。日本からずっと入りっぱなしの輸送用ケージに入れられたパンダが1頭ずつフォークリストで運ばれてきて、トラックへと積まれます。
1台に1頭ずつトラックに入れられるパンダたち、思っていたより落ち着いています。
こんなに間近で見られるとは思っていなかったと感激するほど近くで見ることができました。

まず運ばれてきたのは海浜(カイヒン、雄、2010年8月11日生)、私は初めましてですが、ケージに名前が書いてあるので助かります。ケージはぎりぎり中でパンダが方向転換できるくらいの大きさです。次に優浜(ユウヒン、雌、2012年8月10日生)、そして最後に陽浜(ヨウヒン、雌、2010年8月11日生)がそれぞれのトラックに入れられました。トラックの中は他に何もなくがらんとしていて、竹が3本ずつくらい入れられていました。

トラックへの積み込みが終わったら、我々イベント参加者もトラックを追うべくバスへと乗り込みます。パンダ柄のかわいいバスが用意されていました。

パンダ柄のバス


0:27 トラックを追って、バスは国際貨物の搬出口を出発し、パンダ基地へと向かいます。
3台のトラックと関係者の乗った車が車列を作り、ハザードを点けたまま夜の成都を走ります。道は空いていて1時間弱でパンダ基地へと到着です。

1:23 パンダを載せたトラックは裏口からパンダ基地へ入り、私たちは正面入口でバスを降りて歩いて基地へと入ります。もちろん夜は閉園しているので、このイベントの特別な計らいです。夜の基地内は真っ暗で何も見えなくて不気味です。

夜の成都パンダ基地正門


海外から帰国するパンダは1か月の検疫期間を検疫所で過ごします。ベルリンへ行くパンダのペアが検疫所を使っているので、今回は旧病院というパンダ基地でも一番古い建物が検疫所として使用されます。パンダの黄金の銅像のすぐ先にある建物です。

トラックから1頭ずつ搬出する様子を間近で見守ります。パンダを降ろす一瞬をお見逃しなく、ということで、正直、深夜にケージの中にいるパンダなんてちゃんと見えないだろうし、この深夜のイベントはあまり期待していませんでした。

しかし、報道陣やら作業の関係で、真っ暗闇の中、煌々とライトが灯されています。しかも狭い道での搬出作業のため、信じられないくらい近くで見ることができました。パンダはするどい爪を持っているので、猛獣扱い、通常はそんなに近くには寄れませんが、今回の移動用のケージはパンダが手を出すことができないようになっているので、1m以内まで近寄れるのです。

ケージをフォークリフトで降ろして、検疫所の前まで運び、これを3往復、それは結構時間のかかる作業で、一瞬ではありませんでした。次の1頭を降ろしている間などは前の1頭は道に置かれている状態なので、ゆっくり近くで観察できます。

さて、この移動用のケージですが、パンダは長時間の間にはたくさんのフンをしますから、そのフンが下のトレイに落ちるように設計されています。そのトレイはいつどこで一度掃除したかはわかりません。でも、気になったのは海浜のトレーだけは真っ白でフンが一つも落ちてなかったことです。神経質な性格と聞くので、一時的に便秘になってしまったのかな?

検疫所の近くは、我々も報道陣も入れないので、脇道の入口から検疫所への搬入作業を見守ります。落ち着いて見えたパンダたちでしたが、ケージの枠などを外し、いよいよ仮住まいの場所に搬入という時になって、落ち着かない様子が見えました。早くケージから出してあげたいと人間は思いますが、24時間以上入っていたケージの方が安心するのでしょうか。

日本からわざわざ引っ越しを見届けにきた私たちは、中国メディアのインタビューも請われ、3頭のパンダに愛着のある方に引き受けてもらいました。パンダ並みに囲まれていました。

2:00過ぎ、パンダ達も検疫所に無事に入り、Pandapiaの中継や取材も終わったので、私たちもパンダ基地を引き上げます。懐中電灯がないと道も全く見えない真っ暗な中、正門まで戻り、バスにてホテルへ移動します。

2:30 クラウンプラザ成都パンダガーデンホテルに到着です。
このホテルは成都パンダ基地に近く(歩ける距離ではない)、ロビーなどにたくさんパンダのぬいぐるみがあります。(一部の部屋は室内もパンダ三昧だそうです。)

クラウンプラザ成都パンダガーデンのロビー


今回相部屋になるのは、イベント終了後、一緒に延泊することにした初めて顔を合わせる方です。私はスマホを持っていないので、中国で連絡を取り合うのに単独だと大変ですし、日本でパンダを見に行くことがないので皆さんと交流がないためあえて相部屋にしています。このホテルの部屋は文句なくとても快適です。バスローブやミニバー、コンセントもいっぱいです。

クラウンプラザ成都パンダガーデンの部屋


2017/06/06 (2日目)

朝から頭痛がしますが、睡眠時間が3時間足らずだからでしょう。昨夜ホテル入りが遅かったので、今日の午前中はゆっくり寝て、朝食後昨夜の様子の取材映像を見せてくれるというだけの予定になっています。私はできれば午前中、パンダ基地に行きたいとPandapiaさんに相談していましたので6:30に早起きします。

幸い、同室の方は朝ごはんちゃんと食べたいと早起きでしたので、一緒に食事に行きます。行く前に、パンダ基地のライブカメラをチェックすると私が特に会いたかったお目当てのパンダたちがもう庭に出ていました。気温が高いこの時期、午後に行ったらこのパンダたちは見れないし、展示のローテーションから言っても滞在中このパンダたちを見れるのは今日午前中しかないと、やはり一人で朝食後に出かけることにしました。このホテルの朝食は割りと何でもおいしいです。

クラウンプラザ成都パンダガーデンの朝食


Pandapiaのスタッフに、やはり先にパンダ基地に行くと言って、合流の時間と場所を決めます。どうやって行きますかと聞かれた時、このホテルからならバスで行けると言うことをすっかり忘れていて、タクシー?と返すと、配車アプリで車を呼んでくれました。

このエリアはタクシーが時間帯によっては来てくれないし、高いので、配車アプリの方が確実だと言うのです。朝食後、その配車アプリで呼んだ車で一人パンダ基地へと向かいます。料金は、到着後確定しスマホチャージなので後でスタッフさんに支払いです(11元、200円弱)。どの経路で、ちゃんと着いたか、スマホでチェックできるようなので送りだしたスタッフさんも安心ですね。運転手の方もとても感じの良い方でした。こういうシステム、日本より遥かに進んでいます。

クラウンプラザ成都パンダガーデンから成都パンダ基地へ


8:30前にパンダ基地に着けました。開園は7:30なので暑い季節はできるだけ開園時間に合わせて行くのがオススメです。6月初旬ですが、気温は高く蒸し暑いです。

成都パンダ基地正門


入場料は58元(約千円)、VISAなど国際クレジットカードは使えそうにないので現金払いです。
ここはパンダの繁殖のための施設なので、パンダしかいませんが(厳密にいうと、ジャイアントパンダとレッサーパンダ)、100頭以上のパンダがいて、季節によっては生まれたばかりの赤ちゃんも見れますし、0~2歳くらいのかわいい子パンダがたくさんいて一日いても飽きない場所だと思います。

成都パンダ基地のチケット


入口入った所には、昨夜検疫所入りを見届けた日本からの帰国パンダ3頭の紹介パネルが並んでいます。初めてこの基地に帰った海外帰りのパンダは3頭の異母兄の雄浜(ユウヒン、雄、2001年12月17日生)、既に何頭もの子パンダのパパになっています。それ以来、兄弟姉妹が続々とこの基地に帰ってきています。

日本からの帰国パンダ3頭の紹介パネル


次回は、さっそく成都パンダ基地のパンダ達をレポートします♪

中国・成都パンダ基地(朝の14号別荘~太陽産室)

2017/06/06 (2日目) 続き

8:30 成都パンダ基地に入場したら、まずは幼年園を目指します。基地内は広く、パンダに辿り着く前に滝のように汗が流れます。海浜、陽浜、優浜のいる旧病院前を通る時、食事できてるかな?と心配になります。やがてパンダ基地の中で一番入口に近い14号別荘の横を通ります。先を急いでいますが、ちょっとだけ14号別荘のパンダたちに挨拶していきましょう。

14号別荘は中国国内を移動するパンダ達の検疫所としても使われています。外の庭にはパンダの影がありません。室内で朝ごはん中のパンダがいました。かわいい顔したパンダですが、ここはネームプレートがないので誰か分かりません。見た感じは大人の雌パンダです。目の周りの黒い部分をアイパッチと言いますが、やや四角くて特徴的なので上級ファンなら見分け簡単でしょう。私は初めて会うパンダさんだと思います。

成都パンダ基地14号別荘にいたパンダ


14号別荘の他のパンダたちは、それぞれの室内で動き回ったり、寝たりしていました。こちらは、窓側ですごい恰好で寝ているパンダさん、見物客はガラス一枚隔てた距離で見れるのでパンダをじっくり観察するチャンスです。しかしパンダはどうしてこう撃たれて死んだような無防備な恰好で寝るのでしょう。

成都パンダ基地14号別荘で爆睡中のパンダ


8:40 幼年園に到着です。庭の途中から2015年生まれのパンダたちのいる庭沿いを歩きますが、パンダたちは食後の運動をしているようです。繁みの奥の方でガサガサ動いている白いものが見えます。バトル中なのか、3頭くらいいるようですが、まったく顔が見えません。

成都パンダ基地幼年園の小樹林の中でバトル中のパンダたち


パンダ舎の方まで来ると、まだ朝ごはんが終わっていないパンダたちもいました。この幼年園には現在2015年生まれのパンダのうち双子3組6頭が一緒に生活していますが、この2頭は奥林匹亚(オリンピア)と福娃(フーワー)の双子です。初めて会ったときわずか15㎝くらいのピンクのパンダには見えない生き物でしたが、もうすぐ2歳、だいぶ大きくなりました。

奥林匹亚と福娃は食欲旺盛


幼年園の15年生たちは気温が上がって室内に入ってもゆっくり見れるので、次はすぐ近くの太陽産室へと向かいます。一番端にある母子園と名のついた庭に行くと、私のお気に入りの子パンダの姿がありません。今日は暑いから外に出てないのかな?ママパンダが奥の木の上で寝ているのがちらっと見えます。ここには大きな木製の滑り台がありますが、いつもライブカメラで見ているのより、実際見たら幅があってびっくりしました。幅が1mくらいあるかな?

成都パンダ基地太陽産室母子園


母子園の周りを歩いて、パンダ舎の方へと向かいます。やはり目を凝らして見ても子パンダはいません。左奥のパンダ舎に近い木の上で奇福(チーフー)が寝ています。この奇福は2008年生まれ、私の最愛のパンダ七喜(チーシー)たちのママです。

成都パンダ基地太陽産室母子園で寝ている奇福


太陽産室のパンダ舎の母子園の裏に、室内を覗ける場所が1か所だけありますが、そこに子パンダたちがいました。福順(フースン、雄)と福来(フーライ、雌)、2016年に奇福が生んだ双子で、七喜の弟と妹です。2頭でじゃれ合ってますが、左が福来かな?七喜に似ていてかわいいです。

室内でじゃれ合う福順と福来


さて、太陽産室の反対側の隅っこは幼稚園と名のついた庭があります。ここに今日の私のお目当てのパンダがいます。早朝は外に出てたのですが、同級生の福順福来が中にいたので、急いで幼稚園へと移動します。あ、ママパンダがいます。

成都パンダ基地太陽産室幼稚園


こちら奇縁(チーユェン)、1999年生まれ、奇福のママなので、七喜の祖母にあたるパンダです。和歌山県白浜のアドベンチャーワールドにいる良浜の1つ上のお姉さんなので、和歌山出身の通称浜家の近い親戚です。奇縁も昨年双子を産んでいて、繁殖力の強い家系です。

食事中の奇縁ママ


その双子の子が今日の私のお目当てです。この幼稚園の庭は一日交代で使用しているので、明日はこの一家は見られない予定なのです。で、子パンダたちはというと、大きな木の上にいました。見えますか?中央の大木に白黒のものが2つ引っかかっているのを。

奇一と奇果は木の上でぐっすり


かなり高い所にいるのはこちら、おそらく妹の奇果(チーグー)、絶妙な引っかかり方で寝ています。野生の子パンダもこうして一日の大半を木の上で過ごします。敵から身を守りつつ、ママも見えるので安心なんでしょうね。下に寝てる方が私のお気に入りの姉の奇一(チーイー)ですが、顔が見えないのでちょっと残念です。やはり朝一で来ないと子パンだは寝ちゃいます。

高い所で寝る奇果


子パンダたちは当分起きそうにないので、太陽産室の周りの庭を一周します。隣の庭はお食事中、ここは梅浜(メイヒン)と成績(チェンジー)が交代で使っているはずで、予定では今日は梅浜の日です。横向きだと確信できません。梅浜は、昨日一緒に飛行機に乗った海浜、陽浜、優浜の姉です。昨年、梅蘭(メイラン)というかわいい雌の子パンダを産んでいます。

梅浜と思われるパンダ


さらにその隣に行くと、かわいいパンダがぼんやりしています。文莉(ウェンリ)というママパンダです。2009年生まれで、昨年文文(ウェンウェン)という男の子を生んでいます。梅浜も文莉も理由はよく分かりませんが、現在実子とは別れて暮らして別の子を世話しているようです。

成都パンダ基地太陽産室にいた文莉


次はこちら、妮妮(ニーニー)、2008年生まれの雌です。2015年に双子の女の子を産んでいますが、もう子離れしています。この時期に産室にいるということは今年出産の可能性があるということになります。パンダは交尾が確認されていても生むまで妊娠しているか分からないのはシンシンの件でも周知の通りです。(この後、妮妮は今年7月20日、雌雄の双子を出産しました。)

成都パンダ基地太陽産室にいたニーニー


その隣は2007年うまれの香冰(シャンビン)のネームプレートが出ていますが、顔が全く見えません。ノリノリで寝食いしています。ここにいると言うことはやはり出産の可能性があるのでしょう。

成都パンダ基地太陽産室にいたシャンビン


最後の庭には、ネームプレートがありません。庭の奥の方、庭は傾斜になっているので上の方でパクパク食事をしているパンダが見えます。私の見分けによれば、萌萌(モンモン)です。2006年生まれの北京動物園所属のパンダで、ぽっちゃり系で人気のあるパンダです。3月に北京で会った萌大、萌二のママで、2015年にも1頭出産しています。ウィーンで会った陽陽や上野動物園のシンシンは萌萌の姉です。今年も出産するかな?最近産室に移動してきたようです。

成都パンダ基地太陽産室にいた萌萌


太陽産室には母子園、幼稚園を含めて7つの庭が円形に配置され、昨年出産したママパンダが子パンダたちと暮らしたり、今年の出産待機組が暮らしています。パンダは出産1か月くらい前になると食欲が極端に落ち、寝てばかりになり、庭には出ません。そんなパンダ知識も段々増えてくるとパンダを見るのがどんどん楽しくなってきます。

次回、続き、子パンダたちを中心に紹介の予定です♪

中国・成都パンダ基地(午前中の幼年園~月亮産室)

2017/06/06 (2日目) 続き

9:05 幼年園に戻り、2015年生まれのパンダの中で私のお気に入りの思念(スーニェン)を探します。でも目を凝らして庭中探しても見当たりません。いつも寝ている木にもいないし、夢中で茂みの中で遊んでいるようです。2015年生まれの中で一番最初に生まれた奥林匹亚(オリンピア)が一人でお客さんの撮影に応じてゴロゴロしたりしている他は皆どこかに隠れています。

もうすぐ2歳の奥林匹亚


幼年園の裏は成年園、でも外の庭にパンダは見当たりません。成年園や亜成年園の方へ行くのは諦め、母子園に帰ると、室内ではまだ、福来(フーライ)と福順(フースン)の双子がじゃれていました。こちらを向いている方が福来です。もうすぐ生後11か月になる子パンダはかわいい盛りです。

室内でじゃれ合う福来と福順


もう一度幼稚園を見に行くと私のお気に入りの奇一(チーイー)は木の上の同じ場所に寝てましたが、寝相を変えて、かわいい顔を見せてくれていました。それでも、当分起きる気配はありません。気温が上がり室内に入ってしまうと顔も見れないので、ひとまず顔を見れただけでもよしとしましょう。おそらく室内へのお迎えが来るまで寝ていそうです。

成都パンダ基地幼稚園の木の上で寝ている奇一


9:20 太陽産室のパンダたちを一通り見たので、高台にあるもう1つの産室、月亮産室へと移動することにします。何通りか道があり、坂道だし結構遠いと思っていましたが、太陽産室からは7分ほどで到着しました。太陽産室の裏手にあるトイレ前の道を行くのですが、途中で右に曲がると大変な遠回りになるので注意です。

月亮産室は大きなパンダ舎で、ここも基本的には親離れしていない1歳以下の子パンダとその母パンダ、そして今年の出産待機組のパンダが住んでいます。手前の庭には績麗(ジーリー、2007年生まれ雌)と昨年産んだ双子パンダがいます。この格好ですが寝ています。

成都パンダ基地月亮産室で寝ている積麗親子


雌雄の双子は積美(ジーメイ、雄)と積蘭(ジーラン、雌)、もうすぐ1歳になります。名前から言って、私の最愛の七喜とパパが同じ美蘭(メイラン)なのでしょう。双子の片割れは、少し離れた石組みの上で寝ています。寝ているパンダの見分けは困難でどっちがどっちかわかりません。

成都パンダ基地月亮産室の庭で寝ている積麗の子


その隣の庭は月亮産室の幼稚園と言われる子パンダ専用の庭です。高い木の上で寝ている子が見えます。

成都パンダ基地月亮産室幼稚園の庭


別の木にも、うまいことひっかかって寝ている子がいます。2016年はパンダの出産が多く、23頭が生き残りました。そのうち19頭がこの基地で暮らしているので、パンダファンも顔と名前を覚えきれません。誰が誰だかさっぱりです。

子パンダの木の上の寝方


他にも2頭がいて起きてる子もいました。誰だろう?でも、日本生まれの梅浜の子、梅蘭(メイラン)は今日はここにはいないようです。

成都パンダ基地月亮産室の幼稚園の子パンダたち


その隣の庭は母子が使っています。ママは園園(ユェンユェン、2003年生まれ)、じゃれてる子パンダは誰だろう?親子でいても実子とは限らないので、誰なのか判別できません。
眼力強いけど、梅蘭とは違うような・・・。

園園と子パンダ


そこから奥に続く6つの庭は大人のパンダが使っています。子育て中のママか、出産待機かどちらかです。近年パンダの繁殖が成功していて飼育数が増え、庭が足りないので、1つの庭を2頭のパンダが一日交代で使用することも多いです。園園の隣は、毛毛か大娇のネームプレート、いずれも昨年出産したパンダです。顔つきから毛毛(マオマオ、2003年生まれ)かな?

成都パンダ基地月亮産室の食事中のママパンダ


次は小Y頭(シャオヤートー、2006年生まれ)のネームプレート、でも奥の方にいて顔は確認できません。その次は二巧(アルチャオ、2011年生まれ)、木の台の裏側で食事中で、ほんのちょっとだけ顔が見えます。小Y頭、二巧は出産待機組です。外でモリモリ食事しているうちは1か月は出産はないでしょう。(その後、二巧は7月22日に、小Y頭は7月26日に無事出産。)

自然な感じの庭で食事するパンダ


次が慶賀(チンフー、2001年生まれ)、その次が奇珍(チージェン、1999年生まれ)か成大(チェンダー、2011年生まれ)、パンダたちはパンダ舎の出入り口付近で寝ています。これは奇珍か成大のどちらかですが、どちらもこの後、赤ちゃんを産んだとニュースが届いています。

出入り口付近で寝ているパンダ


最後は芝芝(ヅヅ、2009年生まれ)のネームプレートでしたが、誰もいません。通常パンダは春に発情し、夏に子供を産みますが、芝芝は今年の最初のパンダを産みました。なんと4月24日ですから、かなり早いです。月亮産室の外側はこのようにパンダ舎の外側に庭が広がり、その外側に見学路があります。パンダ基地の一番奥にあり、木も多く、パンダには過ごしやすそうです。

成都パンダ基地月亮産室の庭


月亮産室の内側に入ります。月の名の通り、月型をしているので、内側の部分も見学できるのです。内側には2つの庭があります。パンダのネームプレートはこんな感じで、名前と生年月日特徴などが書かれていて、日本語も併記されています。でも、掲示している場所がどのパンダのものか分かりにくいので、上級ファンじゃないと一致させるのは難しいです。

成都パンダ基地のパンダのネームプレート


どっちがいるのかなと庭を見てもパンダがいません。と思ったら、真下の溝で死んだように寝ていました。福福(フーフー)、2001年生まれの雄です。四川省のもうひとつのパンダ研究組織である臥龍系の出身で、双子の兄祥祥(シャンシャン)は野生に帰された最初のパンダとして有名です。残念ながら祥祥は他の野生パンダとの闘いで、野生で1年を生き延びることができませんでした。成都のパンダとは血縁が遠いと考えられるので、ここで繁殖に貢献しています。

溝で寝ている福福


続く室内展示場に外のネームプレートに福福と並んで名前のあった囡囡(ナンナン)がいました。2013年生まれの雌で、まだ繁殖対象ではありません。昨年、雲南野生動物園に引っ越しましたが、腸閉塞になり成都に戻って手術を受けました。回復しましたが、同級生と合流せずにここで暮らし、すっかりぽっちゃりさんになっています。囡囡の双子の姉倩倩(チェンチェン)は成都パンダ基地系列で最も進んだ野生化訓練段階にいます。パンダたちはいずれにしろ、数奇な運命を背負って生きなければならないようです。

月亮産室室内展示場で食事中のナンナン


次回、月亮産室の続きからレッサーパンダなどもレポートします♪
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