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ルーマニア・ルペア~サスキズ~シギショアラ

2014/06/05 (3日目) 続き

9:00 ホテルを出発し、中世の雰囲気が色濃く残る私のお気に入りの町シギショアラへと向かいます。ブラショフを出るとあっという間に一面緑の世界が待ち受けています。時折見える小さな村にはゆったりとした時間の流れを感じます。

ブラショフ近郊の小さな村


よく見ると煙突から煙があがり、経済的には豊かとは言えないような暮らしぶりに見えますが、貧しいというよりは、一昔前のままという田舎臭さがあります。
丘には無数の羊も見られ、のんびりムードが漂います。

ルーマニアの小さな村


一度ガソリンスタンドでトイレ休憩を取り、バスはさらに進みます。と、右側に町が見えてきました。ルペア(Rupea)という町を通過しますが、町の裏にある丘にまるで冠のように載っている要塞に目を奪われます。二重?の城壁が立派な14世紀のルペア要塞です。

ルペア要塞


道が丘を回りこむように作られているので、要塞をいろんな角度から見ることができます。ほぼ裏手に回ると全然別の姿を見せます。現在観光目的に修復中なのだそうです。
確かに立派な観光地になりそうです。前回来た時もこの道を通ったはずなのに、まったく覚えがないということは前回は睡魔に襲われていたのでしょうか・・・もったいない。

ルペア要塞裏側


再び緑一色の風景が広がります。あまりに緑が多過ぎ、心地よすぎて睡魔に襲われるのも頷けます。道はカーブが多いですが、車酔いするかどうか微妙なところです。道路状況はそれほど悪くはないのですが。

ルーマニアの緑豊かな車窓風景


こちらはホップ畑です。朝から雨が降っていましたが、まだ空はどんより・・・。これから好きな町に行くので晴れ乞いします。

ホッブ畑


10:50 サスキズ要塞教会で写真ストップです。世界遺産トランシルヴァニア地方の要塞教会のひとつ、サスキズ村の外に建てられた14世紀の要塞教会の名残です。
要塞教会といっても、城壁は残っておらず、塔と教会が修復された状態で残っています。

サスキズ要塞教会


時計塔がこれから行くシギショアラのものに似た雰囲気がありますが、設計者が同じという情報もあります。塔なら上れればいいんですが残念ながら上れません。

サスキズ要塞教会の時計塔


時計塔は近くで見上げると、かなり深いヒビがはいっています。上れないのも頷けますね。

ひびの入った時計塔


教会は入場料4RONですが、ここでの時間は10分と言われたので中に入るのはあきらめました。前回来たときには気にも留めませんでしたが、奥の丘の上には砦跡もありました。今はのんびりした村に見えても中世には度々戦いの舞台になったことが想像されます。

サスキズの丘の上の城跡


サスキズ要塞教会の周囲はバラがきれいです。これから行くブルガリアはバラの産地でもあるので楽しみにしている人も多いようですが、見るためのバラはないと思った方がいい、ここのバラの方が遥かにきれいだから、と添乗員みたいな事を同じツアーの皆さんに教えます。相当に覚悟しておかないとがっかりするからです。

バラに囲まれたサスキズ要塞教会


11:30 シギショアラ西側の駐車場に到着です。バスを降り、歩いて旧市街観光へと向かいます。なだらかな坂を上がり、仕立て屋の塔と名付けられた塔門から旧市街へ入ります。前回この北西のエリアには来ていないのでツアーの道順が違うのは嬉しいです。

シギショアラ仕立て屋の塔の外側


仕立て屋の塔(Turnul Croitorilor)の左右には城壁が残っています。城壁に囲まれた町という表現を前回訪問時には実感できませんでしたが、ここはその雰囲気が残っています。写真は城壁の外側です。

シギショアラの城壁


仕立て屋の塔の内側です。城門としては地味ですし、町の裏側の門という感じです。仕立て屋という名前からしても地味だなと思いますが、シギショアラに残る塔には職人の名前がついているのです。

シギショアラ仕立て屋の塔


旧市街はシギショアラ歴史地区として世界遺産に登録されていますが、町中が石畳で建物も中世の雰囲気そのままに残されています。まっすぐ歩いていくと、旧市街の中心、町のシンボルでもある時計塔が見えてきました。また来たよーと心躍る気分です。

シギショアラの町並みと時計塔


次回はシギショアラ旧市街をレポートします♪

ルーマニア・シギショアラ旧市街(ドラキュラレストラン~山上教会)

2014/06/05 (3日目) 続き

11:40 旧市街中心の城塞都市広場から時計塔を前にして右を見ると、小高い山の上にちらっと山上教会が見えます。ツアーではここから眺めるだけで連れて行ってはくれないので、後でフリータイムになったら行きたいと思います。階段や坂道を使わないと行けないので、平均年齢が高いのが普通のツアーでは組み込まないのでしょうね。

シギショアラの町と山上教会


シギショアラの一番の観光スポットといえば時計塔です。9つ残る塔のうち一番立派で目立つランドマーク的存在で旧市街の正門です。内部は博物館になっていて、ツアーでは大抵入場は含んでいませんが、上からの眺めが超素敵なので少しでも時間があれば絶対に上ることをオススメします。

シギショアラ旧市街と時計塔


この時計塔はもともとは14世紀に建造されましたが、1676年の大火で一度消失しています。外からの見所は19世紀に葺き替えられた色つきタイルの屋根や、17世紀のからくり時計でしょう。今でも動くらしいですが、修理中なのか夜なのか動くのを見たことはありません。

シギショアラ時計塔


時計塔のすぐ近くには立派な建物があります。現在の市庁舎です。ちょっとした宮殿のようです。ここの庭の部分はテラスのようになっていて、城壁外の町並みを眺めることができます。

シギショアラ市庁舎


市庁舎の脇にはヴラド・ツェペシュの像があります。ドラキュラ伯爵のモデルになった15世紀ワラキア公国の君主で、この町で生まれたことからこの町のシンボルといった存在です。

ヴラド・ツェペシュの胸像


12:00 ランチはそのヴラド・ツェペシュの生家、時計塔のすぐ前にある黄色い建物で、通称ドラキュラレストランです。父親のヴラド・ドラクルの家で、父親がハンガリー王によって幽閉されている4年の間にヴラドはここで生まれました。日本のツアーはここでランチをすることが多いようです。

ヴラド・ドラクル生家レストラン


空調がないので、暑い時期にはしんどいですが、雰囲気はとっても素敵です。壁と窓の上の方に古いフレスコ画が少しだけ残っています。

ヴラド・ドラクル生家レストランの内部にはフレスコ画も残る


今回のランチはトキトゥーラ。豚肉とソーセージの煮込みシチューと言えばいいでしょうか。中央にあるのはトウモロコシの粉を練って蒸したママリガというものでトキトゥーラとの愛称は抜群です。とてもおいしかったのでぺろっと完食させて頂きました。
ちなみに、片言の日本語を話すイケメン店員のサービスもよかったです。後、ここではドラキュラワインなるものも1本80RONでお土産に売っています。

ドラキュラレストランで食べたトキトゥーラ


12:40、13:30までフリータイムとなりました。40分というのは微妙な時間です。山上教会と時計塔両方行くためには少々急ぎ足に行かなければなりません。2度目なので道を知っているのと時間予測ができるのが強みです。まずは遠い方から攻めます。

外へ出ると晴れ乞いが効いたのかすっかり晴れて暑いくらいです。城塞都市広場はカラフルな色合いの建物が並びすごく綺麗です。その昔、残忍な公開処刑なども行われたとは想像しにくい町並みです。

Fortress Square


山上教会は城壁内南端の学校の山と呼ばれる山の上にあります。この山には175段の屋根付き階段で上ることができます。右側の道からも階段の上へ出られます。

山上教会への屋根付き階段入り口


この階段の上には教会の手前にドイツ語の学校があるので、もともとはその学生の通学路として作られたそうです。学生は毎日ここを上るんですね・・・。時間が少ないので、休まず一気に上りますが、結構心拍があがります。

屋根付き階段スカラ・シュコラリロル


階段を上りきったら学校を左手に見て、正面に教会が見えますが、入り口は裏手になります。右から回ると小さな古い家みたいなものに出会います。実は9つ残る塔のひとつ、綱職人の塔で、13世紀に建造されたシギショアラでも古い塔です。現在は墓地の管理人が住んでいるそうです。

Rope Tower綱職人の塔


こちらが山上教会、入り口から見た限り中はシンプルな教会です。時間もないし、入場料も取るようなので、内部の見学はパスすることにしました。

山上教会


教会入り口の前には広大な墓地が広がります。ドイツ人墓地のようですが、地元の名士たちが眠っているのか、立派な墓石が多いです。

ドイツ人墓地


せっかく階段上ってもすごく見るべきものがあるという訳でもないので、体力や時間がない人は時計塔を優先して町を散策する方がいいのかも知れません。戻りは階段を使わず坂道を下りました。おかげで、2つの塔と城壁を見ることができました。左が肉屋の塔、右が皮職人の塔です。14あったギルドの象徴の名残なので、職人の名前がついているのです。

肉食人の塔Butchers Towerと皮職人の塔Furriers Tower


次回は時計塔周辺を中心にレポートします♪

ルーマニア・シギショアラ旧市街(時計塔)

2014/06/05 (3日目) 続き

山上教会からスカリイ通りと呼ばれる坂道を下り、屋根付き階段の入り口まで戻ったら、広場の方へ降りていかずに、そのまま東のほうで伸びる細めの道を歩きます。せっかくなら歩いていない道を歩こうと思ったからですが、観光客も少なくいい雰囲気です。

シギショアラのオススメの道Strada Cojocarilor


途中で次に目指す時計塔に下りていこうとしましたが、道なりに進んだ先に塔が見えてきたので吸い寄せられるようにまっすぐ進みます。ブリキ職人の塔で、下は四角なのに、上部は多角形になっていて特徴があります。実際の戦いで使われたこともある塔だそうです。城壁も一部残っていますが、ここは私有地みたいでこれ以上近寄れませんでした。城壁内側は少しだけ歩けそうだし観光利用すればいいのに・・・。

ブリキ職人の塔


さて、道の突き当たりまで行くと細い階段を見つけました。秘密の裏道みたいな感じで通ってみたくなります。4年前、この下の方から時計塔の方へ上がっていったので絶対に道が繋がっているはずだと確信し、この階段を下りました。

ブリキ職人の塔近くの城壁外へ出る階段道


すると城壁外側の素敵な道に出ました。石畳にかわいい家並みが並びます。城壁内と違って観光客の喧騒から離された生活観があり、すごく素敵です。

カラフルな家並みのあるStradela Cetatii


振り返ると時計塔です。写真では特に感動はないですが、実際は時計塔を斜めに見上げる感じになり、結構心打たれる景観です。

時計塔を斜め下から見上げる


この周辺は家並みも含めどちらを向いてもすごく素敵なので、写真スポットとしてオススメです。何よりほとんど観光客が歩いていないのがいいのかも知れません。

シギショアラ城壁外の町並み


そのまま城外から時計塔へ向かいます。団体客が裏側の仕立て屋の塔の方から出入りすることが多いようで人も少ないです。この光景を見るために、また町の下の雰囲気を見るために時計塔から外にいったん出て戻るのもオススメです。坂の斜度がちょっとありますが、それでも下から見た時計塔は格別なので是非。

Strada Turnului 時計塔正面


アーチを潜り、いよいよ時計塔に入場です。入場料は12RON(4年前は8RON、毎年のように値上げしている模様)。小学校低学年と思われる団体と重なってしまい、塔内はごった返しています。中は歴史博物館ですが、展示物を一切無視し、子供を掻き分けまずは最上階へと急ぎます。最上階で外に出ると360度の素晴らしい景観に出会えます。

シギショアラ時計塔最上階の展望台


塔の歴史博物館はカメラ持ち込み料がものすごく高い(30RON)のですが、塔の上からの撮影は持ち込み料なしでもOKです。右上に山上教会、そのすぐ左下にブリキ職人の塔、そして中央付近がさきほど階段を降りてたどりついた辺りです。

シギショアラ時計塔展望台からの絶景


時計塔の最上階展望台からの景色は私のお気に入りで、何はともあれ10分でもフリータイムがあったら上がることをオススメします。特に好きなのは城壁外の町の眺めかも知れません。ここでふと違和感を感じました。私の記憶にある風景と何かが違います。実は4年前に比べると町がカラフルになっています。もっと古くて素朴な味がある感じだったので、ちょっと残念です。

時計塔から見るシギショアラ城壁外の町並み


展望台の手すりには世界の都市への距離を示すプレートがあります。東京までは8890kmもあるそうです。3周くらいして景色を十分に楽しんだら博物館の展示を見ながら下ります。展示はちょっと変わったものが多いのでお好みに合わせて・・・時間がなければスルーしてもいいと思います。

シギショアラ時計塔最上階の東京までの距離を示すプレート


時計塔を出たら集合場所は目の前ですが、まだ時間が3分はある(えっ?!)、ということで城壁沿いを歩きまだ行っていない城壁内北の方を見に行きます。ちなみにこの町は城壁がぐるっと残っているわけではないので、城壁歩きみたいなのはできません。カトリック教会まで来たところで靴職人の塔が見えました。これでシギショアラの主要な塔を全部見たので、思いがけず塔巡りもできて大満足です。

靴職人の塔


残り時間1分、集合場所のドラキュラレストラン方面へ戻ります。初めて行く人にはわかりにくいですが、城壁内の町の中は意外と狭いし、道が分かっていさえすれば最大限に時間を活用できます。今いるのが北の端に近く、正面の山上教会が南の端です。城壁外も併せて多少カラフルになったとは言え中世の趣を非常に濃く感じる町で、私のお気に入りです。

シギショアラ旧市街バスティオヌルイ通り


中心部にはお土産屋も多く、多くがドラキュラ関連のものです。ですが、これはさすがにどうでしょう・・・。観光地化が年々進んで、若干雰囲気を壊すものもありますが、おもしろいと見れば許せるかな・・・。

ドラキュラを利用した究極のお土産品


13:30 今回はたった40分のフリータイムでしたが、存分にシギショアラを楽しんだ気がします。前回あまり見れなかった塔や城壁跡なども見れてガイドに案内された見方だけでなく、町全体を見た気分になれました。集合したら皆で仕立て屋の塔から出て駐車場へ戻ります(駐車場に有料トイレあり)。

13:42 ビエルタンに向けて出発です。ビエルタンは今回初訪問なので楽しみにしています。 バスが進むに連れどんどん田舎度が増し、緑がとても気持いいです。

ビエルタン近郊の車窓風景


次回はビエルタン要塞教会をレポートします♪
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aya1103

Author:aya1103
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