コソボ・プリシュティナ国際空港~デチャニ修道院

今回から3月に行ったコソボ・アルバニア・マケドニアの旅レポートスタートです。
クラブツーリズムの7日間のツアーに一人参加です。旅費は燃油等込で約204,000円。39PAX。

2014/03/13 (1日目)

まずは両替について。コソボの通貨はユーロ、アルバニア、マケドニアは現地通貨がありますが、ツアーの場合、レストランやお店などユーロを受け取ってくれる所が多く、トイレチップも不要、スーパーなどではクレジットカードが使えるので、ユーロのみでも大丈夫です。私は前回の残りの現地通貨があるので、今回は両替なしで行きます。

22:00 最近お馴染みとなったTK-0053便でイスタンブールへと向かいます。この便は毎日30分早く出発するので忙しいです。ターキッシュエアラインズの搭乗レポートはこちら

2014/03/14 (2日目)

3:52 イスタンブール到着、日によって到着時間にかなりばらつきがあります。乗り継ぎの待ち時間はお気に入りのラウンジで過ごします。

7:40 TK-1017、イスタンブール発プリシュティナ行でコソボへ移動します。実は私たちの7日間のコースの他に、私たちと同じ日程で周り後半にクロアチアやセルビアなどに行く13日コースが一緒なのですが、そのコースのPAXが2名乗ってないと騒ぎになりました。うち1名は後から乗ってきましたが、結局もう1名はイスタンブールに置き去りになりました。深夜便で着いて、どこかで寝てしまい乗り遅れる人が後を絶たないので要注意です。(幸い次の便で夜にはツアーに追いつくことができました。)

8:05 プリシュティナ国際空港に到着。きれいな空港でちょっとびっくり。空港職員やイミグレの係官がフレンドリーで、荷物が出るのもとても早いです。気温は3℃、でも寒く感じません。

コソボ・プリシュティナ国際空港


8:50 デチャニへとバスで移動します。コソボは人口密度が高い国ですが、地方の風景は空間的にゆとりがあるように見えます。建築中の家も多く、復興途上という感じです。
煉瓦を積んで、外装はあまり気にしないので、むき出しのままの家が多いです。

コソボ車窓風景


9:35 NORAというスーパーマーケットでトイレ休憩です。大型のスーパーは見るのも楽しいです。激安のチョコとか売っていますが、よく見ると賞味期限が過ぎていました。早速、ビールとワインを購入しました。物価はかなり安いという印象です。

コソボのスーパーマーケット


主要道路は滑らかで快適な移動です。白い山並みの向こうはモンテネグロ、景色がとてもきれいです。道路際の線路は廃線だそうです。

モンテネグロとの国境の山々


さっきスーパーで買ったPEJAというコソボ唯一のビールメーカーの工場の横を通ります。ロング缶で55セントでした。

PEJAビール工場


10:50 デチャニ修道院に到着です。世界遺産に登録されているコソボの中世建造物群の一つです。入口で国連軍の警備があって、パスポートリストなどで入場許可を得てから敷地に入ります。高い塀でぐるっと囲ってあるのが分かります。

デチャニ修道院外観


修道院の門はなにやら一部修復中のようです。その前には国連軍の監視所みたいのがあります。田舎にあるし、危険な雰囲気などこれっぽっちも感じませんが、未だ国連軍の警備が必要な状況にあるという事なのでしょう。

デチャニ修道院入り口


中に入ると中央にきれいでかわいらしい教会が建っています。以前に見たセルビアのストゥデニッツァ修道院にちょっと雰囲気が似ています。

デチャニ修道院


周囲は宿坊などの建物や壁で囲まれています。その昔は100人いたという修道士も現在は25人だそうです。

デチャニ修道院


奥には小さな鐘楼のような塔もあります。中世セルビア王国のステファン・ウロシュ3世デチャンスキーによって1327年から建造されたセルビア正教の修道院ですが、保存状態がかなり良く、全体的にそう古いものに見えないのが不思議です。

デチャニ修道院の小さな塔


さて、鍵を開けてもらって中へ入ります。近くで見ると2種類の石の色がよくわかります。黄色ぽい石はオニキス、ピンクぽいのは地元の大理石だそうです。こういったソフィスティケイトな色合い、好きです。

デチャニ修道院の石


中へ入ると一面のフレスコ画が視界に広がります。ここは珍しく、フラッシュなしでの写真撮影OKです。内部には2つの大きな空間があり、手前の部屋は前室みたいな感じで、明るいイメージです。

ビザンチンブルーのフレスコ画でうまるデチャニ修道院


14世紀のフレスコ画が鮮やかに残っています。こちら家系図のフレスコ画。濃いブルーが印象的で、ビザンチンブルーと言って、1キロの色を作るのに1キロの金が必要と高価なものだそうです。

家系図のフレスコ画


頭上に目をやると天井はよりきれいに色が残っています。ビザンチンブルーの青がグラデーションの様に上に行くほど濃さを増すように見えます。

天井を埋め尽くすフレスコ画


部屋の角に置かれた卵型のものは洗礼盤です。そして柱を支えているのはライオン、だそうですが、見れば見るほどライオンには見えませんでした・・・。

洗礼盤とライオン


次回はデチャニ修道院の後半~ペーチをレポートします♪

コソボ・デチャニ修道院~ペーチ

2014/03/14 (2日目) 続き

デチャニ修道院大聖堂奥の部屋へと移動します。前の部屋に比べると少し暗いですが、豪華な主祭壇、壁や柱、天井一面に施されたフレスコ画の荘厳な雰囲気に圧倒されます。

デチャニ修道院主祭壇


入って右手に2つの石棺があります。奥にある石棺はこの修道院を建造したセルビア王ウロシュ3世のもので、現在この棺は空です。左の赤い布が被せてあるのは、聖エレナのもの。ウロシュ3世の遺体の入った棺は主祭壇の右前に紫の布が被せられて置かれていて、木曜のミサで開ける儀式があり、右手だけ見えるようになっているそうです。

デチャニ修道院ウロシュ3世の棺


至る所に施されたフレスコ画は新約聖書を題材にしたものですが、外側に近い壁は雨の染み込みなどでフレスコ画が傷んでいます。

デチャニ修道院の傷んだフレスコ画


建物の内側や、天井に近いほどフレスコ画はきれいに残っています。壁画が完成したのが1350年と言いますから、今から700年近くも前のものとは到底思えない保存状態です。ここは世界遺産の中でも危機遺産登録されていますが、治安が安定してこのままの状態を長く保って欲しいと祈るばかりです。

デチャニ修道院の素晴らしいフレスコ画


主祭壇はめずらしく石で造られています。また、高い天井から吊るされたブロンズのシャンデリアが特徴的です。巨大なティアラのよう。主祭壇の扉の右前に置かれているのが、現在のウロシュ3世の棺です。病気を治す力があると信じられ木曜のミサには多くの信者が集まるそうです。

デチャニ修道院の石の主祭壇とブロンズのシャンデリア


主祭壇の左手には、修道院をキリストにささげるウロシュ3世のフレスコ画があります。
建造者が教会や修道院をささげる図柄はバルカンでは特によく見かけます。

修道院をささげるウロシュ3世のフレスコ画


主祭壇の左手前に置かれている木の十字架は、昔のセルビア語が書かれている16世紀のものだそうです。コソボ紛争後、セルビア人たちの多くはこの地を去ったようですが、今も孤立しながら暮らすセルビア人たちにとってこの教会は心の拠り所と言えるでしょう。

デチャニ修道院主祭壇前にある木製の十字架


主祭壇前で床に目を落とすと、石のモザイクがあります。黒い部分には金が使われていたそうで、今は一部にほんのちょこっと残っているだけです。この教会にかけられた資金がどれほどだったか伺えます。

デチャニ修道院主祭壇前の床のモザイク


ガイドさんの丁寧な説明が終わった後、20分ほどフリータイムをもらえたので、じっくりと内部のフレスコ画を見ました。主祭壇の両脇にも礼拝堂のようなものがあり、こちらの祭壇は木製です。

デチャニ修道院教会内部


皆が見終わると、教会の鍵は閉めていました。常時観光客がいるというわけではないようです。修道院には小さなお土産屋さんがあり、かなりしっかりした商品を扱っています。

デチャニ修道院お土産屋


11:45 修道院を後にし、近郊の町ペーチに向かいます。
12:15 ペーチの町の中心部、殉教者広場でバスを降ります。ペーチはアルバニア語ではペヤとも言います。ペーチはセルビア語、セルビア正教の総主教座が置かれた場所です。

ペーチ殉教者広場


殉教者広場にある最高級ホテルドゥカジニ(Dukagjini)のレストランでランチです。
きれいな川沿いに建つ立派なホテルです。

ペーチのホテルドゥカジニ(Dukagjini)


レストランもおしゃれです。正直、コソボのイメージはセルビアの田舎みたいなのを想像していた私にとって、かなり洗練されているのでびっくりしています。

ホテルドゥカジニ(Dukagjini)のレストラン


まずはチキンスープが出ましたが、とても塩辛かったです。メインは、アルバニア郷土料理で、ステーキが入ったオムレツみたいなものです。デザートはなし。飲み物は1~2€と安いです。

アルバニア郷土料理


食後20~30分のフリータイムがもらえました。レストランのテラスから見ると素晴らしい自然が広がっています。高原リゾートな雰囲気を感じます。

ペーチを囲む自然


次回はペーチ修道院~プリシュティナをレポートします♪

コソボ・ペーチ修道院~プリシュティナ

2014/03/14 (2日目) 続き

13:10 ペーチの町を一人で散策します。大きな町ではないけど、近代的で生活し易そうな町です。日本人、というかアジア人の観光客がまだ珍しいのか、一人歩きすると視線が痛いほどです。

ペーチの町並み


広場から東の方へ進むと少し古い町並みが残っている場所が通りの向こうに見えてきました。トルコ風の町並みで、地図を見るとバザールとなっています。オスマン朝の名残りのある旧市街という事です。

ペーチのバザール入り口


視線を浴びながらバザールを歩きます。観光客には無縁な商品が売られています。コソボは失業率約45%だそうですが、地下経済が発達しているからそんなに困っている人はいなくて、海外からの送金が相当あるようです。確かに貧乏そうな人とか危ない人とか物乞いとか全く見かけません。

ペーチのバザール


バザールから引き返し、殉教者広場や川からの山の景色などを楽しみ残り時間をすごしました。コソボはもっと暗いイメージだったので、地方の町ですら明るくさわやかな印象にちょっと戸惑いを感じました。13:30 バスに乗りペーチ修道院へと向かいます。

殉教者広場前の橋


13:45 世界遺産のひとつペーチ総主教修道院に到着です。こちらは警察に警備されていて、やはりパスポートリストを見せて入場許可が必要です。ルゴヴァ渓谷の入り口、川沿いの風光明媚なところにある修道院は、やはり高い塀で囲まれています。

ペーチ総主教修道院


入場すると、既に壊れて遺跡状態になっている建物跡が眼前に広がり、その奥に赤い色の教会が見えます。この赤いのがペーチ修道院です。

ペーチ修道院


修道院と少し離れたところには塔も残っていて、小さなお土産屋やトイレなどがあります。コソボではトイレはどこも無料で、鍵や紙がないことは多いですが、清潔感があり助かります。

ペーチ修道院の塔


修道院手前には大きな木がありますが、周辺の写真撮影に夢中になっていた私はこの木に関する説明を聞き漏らしてしまいました。何だったのかとても気になります。

ペーチ修道院の大木


肝心の修道院は内部の写真撮影が禁止です。中へ入るとまず拝廊にあたる空間が広がっていて、びっしりとフレスコ画で覆われていて息を呑みます。ブルーを背景にしたフレスコ画はデチャニ修道院同様鮮やかで、間違ってフラッシュ浴びたりしないよう写真撮影禁止なのも頷ける見事さです。

ペーチ総主教修道院全景


ペーチ修道院は、この拝廊を共通の入り口として右手に3つの教会が繋がっています。左から聖ディミトリウス(Demetrius)教会、聖使徒教会、聖処女Hodegetria教会、真ん中の聖使徒教会が最も古いもので、13世紀の中頃と推察されています。入り口手前にはさらに小さな聖ニコラス(Nicholas)教会が付け足されていて4つの教会の集合体となっています。

写真がないのが残念ですが、フレスコ画は素晴らしいもので、天井などは特に色鮮やかで、絵もほとんど傷ついていいない状況でした。どの教会もフレスコ画で溢れていました。
外からは小さな窓からほんの少し壁のフレスコ画が見えるだけです。

ペーチ修道院フレスコ画


修道女の説明はかなり丁寧なものでした。内部の説明が終わった後にフリータイムとなりましたが、教会内は皆が見終わった後、入り口の鍵をやはり閉めていました。個人で飛び入りで気軽に来るような観光地ではまだないということでしょう。

ペーチ修道院


このペーチ修道院は場所自体が風光明媚な所なので、修道院前の散歩道も少し歩いてみました。山深い地に総主教座を移すことになった当時の状況は複雑だったのでしょうが、こんな場所にあったからこそ見事な状態で今日まで残ることができたのでしょう。昔から変わらないであろう川の流れがとても涼やかな場所でした。

ルゴヴァ渓谷の川


14:50 ペーチ総主教修道院を出て、快適な道路を東へと走り、ノンストップでプリシュティナのホテルへと向かいます。車窓景色に和まされます。

コソボの車窓景色


16:25 プリシュティナのホテル、ビクトリー(HOTEL VICTORY)に到着です。写真では隠れていますが、上に自由の女神が立っています。エレベータのない4階建てのホテルで、InternetはWi-Fi無料、パスワードあり、フロア毎に自由に使えるPCがあります。

プリシュティナのホテルビクトリー


最上階の角部屋の鍵をもらいました。ドアを開けたら、あれベッドがない。4,5人座れる長ーいソファの先、角を曲がったらベッドはありました。間取りからして、いい部屋があたったようです。このツアー、シングルルーム追加代金9800円、ツインのシングル利用19800円だったのですが、恐らく皆シングルルームで申し込んで部屋が足りなかったのでしょう。2人で参加するより、1人参加の方がいい部屋があたる事が多いようです。

ビクトリーの部屋


冷蔵庫、セキュリティボックスあり。この部屋のせいかなぜかバスローブもありました。広いバスルームにはどーんとジャグジー付きのバスタブ。お湯が色がついてたり出ないとか、排水が悪いという情報があったけど特に問題はありませんでした。

ビクトリーのバスルーム


次回はプリシュティナをレポートします♪
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