モロッコ・ラバト
今回から1月に行ったモロッコ・トルコの旅レポートスタートです。阪急交通社のツアー「まるごとトルコ・モロッコ大周遊16日間」に同い年の旅ともさんとの参加です。旅費は燃油込198,000円とかなりお得なツアーでした。21PAX。
2014/01/14 (1日目)
22:00 TK-0053便にて成田からイスタンブールへ向かいます。この便、毎回30分繰り上げで出発です。この時間空港のお店はほとんど閉まっています。モロッコもトルコも両替は現地空港でするのがオススメ、それも日本円から両替ができるので心配ありませんが、保険を空港でかけようと思って来てももう開いてないので要注意です。
2014/01/15 (2日目)
03:15 予定より1時間も早くイスタンブールに到着。TK-53を利用すると早朝について、乗継便を待つ間に寝てしまったりゲートや時間間違えたりして乗り遅れる人が後を絶たないのですが、この日も1組ゲートに現れない方たちがいました。初日でまだ添乗員も顔を覚えていないし、広い空港なので探すのは至難の業です。どうにかゲートクローズ寸前に添乗員が見つけた客を連れて現れ、ほっとしました。
9:50 TK-0617にて、カサブランカへ。
機内で、入国書類書けましたか~と添乗員が回ってきました。目の前に示された彼の入国書類、あ、同じ年だ、と変なことに気付いてしまいました。見慣れた4桁の数字は認知しやすいものです。
13:00 カサブランカ・ムハンマド5世空港に到着。入国では何も聞かれず、いつも通り最後のページに識別番号付きのスタンプが押されます。バゲージクレームへ下りまずは両替、今回は前回の残りもあり滞在も少ないので私は5000円のみ両替しました。8~10日間くらいのツアーでは1万円がオススメです。1ディルハム=約13円。

さて、荷物もピックアップし、いつも通り最後尾を歩いて、バスへと向かいます。
スーツケースをドライバーに預けようとバスに近づくとびっくり。そこには確かに見覚えのある知った顔がいました。
今回でモロッコ3回目で、前の2回とも偶然同じ現地ガイドさんだったのですが、今回はランド(現地手配会社)が前回までと違ったのでまさかそのガイドと再会するとは思ってもいなかったのです。そのガイド、ヒシャムさんがそこにいました。
「ヒシャムさん!3年ぶりです。まさかまた会えるなんて!」と声をかけたら彼もとても驚いていたようです。さすがに過去に2度会った客のことは覚えていたようです。後で添乗員に、彼女マラケシュで自転車に轢かれたんだよ、と言ったとか。余計なことまで覚えてたのですね・・・。
ちなみに日本からのモロッコツアーは最近人気で、それに対応するガイドは山のようにいます。だから3度行って、3度とも同じガイドに当たるのはすごいことです。もっともヒシャムさんのような日本語ガイドは恐らく1桁しかいないので、日本語ガイド同行というツアーならそれほどでもないのかも知れません。彼は事業も始めたそうです。ホームページ http://www.sps-morocco.jp
14:00 カサブランカの空港を出発し、ラバトへと向かいます。1時間半ほどでラバトに入ります。ラバトは首都ですが、私は今回が初めての訪問なのでとても楽しみです。
ラバトに入るとさすが政治の中心地、かわいいモロッコ国旗があちこちの建物の上にびっしりとひらめいています。

ラバトは紀元前8世紀フェニキア人の作った町が起源と言われています。ラバトとは城壁都市という意味だけあって、城壁があちこちに見られます。余談ですが、前回の記事で紹介したパレスチナのベツレヘムと姉妹都市です。

15:40 ムハンマド5世の霊廟に到着です。ムハンマド5世は、フランスからの独立を勝ち取った英雄的国王で、現国王の祖父にあたる方です。白に緑の屋根の霊廟はラバト市内の高台にあり、入口の両サイドを騎馬兵が守っています。

内部は、インドから取り寄せたマホガ二ーが使われ、とにかく装飾が見事です。下階の中央にあるのが、ムハンマド5世のの棺です。

ムハンマド5世廟は、壁から天井まで、とにかく美しいタイル細工や彫刻、ステンドグラスなど、細かい模様でぎっしりと埋まっています。豪華というより、繊細な気品ある美しさを感じます。

そして、ムハンマド5世廟の正面には、モスクの遺跡が広がり、その奥にハッサンの塔が建っています。ずらっと並んでいるのはモスクの支柱跡です。この日はモロッコの祝日で、子供含め大勢の人でにぎわっています。

ハッサンの塔は、幅16m、高さ44mの未完の塔。12世紀に世界最大級のミナレットとして建設されましたが、建築家マンスールが亡くなった為、半分の高さまでで放棄されてしまったようです。現在修復中のため、上ることも近くで見ることもできません。

16:15 再びバスに乗りウダイヤのカスバまで移動します。ブーレグレグ川という川沿いを走りますが、この川の向こうはサレという町です。今は近くに立派な橋がありますが、昔は小さなボートで行き来をしたようですね。

16:25 ウダイヤのカスバに到着です。いやー、ちょっとこれはテンションあがります。
ウダイヤはベルベル人の部族の名前で、12世紀の城壁を利用した17世紀の城塞です。ブーレグレグ川の河口、大西洋への出口の所に作らています。

中に入ると、スペイン・アンダルシア風の庭が広がっています。庭園からカフェに出て、ごちゃごちゃとした路地を散策します。白い家並みが続き、下半分水色に塗られている独特な村です。

この雰囲気はチュニジアのシディ・ブ・サイドにちょっと似ています。ラバトは、チュニスとも姉妹都市なんだそうです。

あちこちで猫が座っていますが、極めつけはこれ。軒先の鉢の中にすっぽり納まる猫ちゃん2匹。ぐっすりお休みのようでとてもかわいいです。

住宅街を抜け、上がってくると多少お店などもあります。お土産っぽいものを売るお店は希少で、キオスクみたいなものが多かったです。カスバの中、あまり観光化していないのがとても気に入りました。

最後は高台の海辺の上に出てきました。ラバトは首都なので、もっと都会な所かと思っていましたが、すごくモロッコらしい素敵な所でした。次くるときも是非立ち寄りたいです。

次回はラバト~メクネスをレポートします♪
2014/01/14 (1日目)
22:00 TK-0053便にて成田からイスタンブールへ向かいます。この便、毎回30分繰り上げで出発です。この時間空港のお店はほとんど閉まっています。モロッコもトルコも両替は現地空港でするのがオススメ、それも日本円から両替ができるので心配ありませんが、保険を空港でかけようと思って来てももう開いてないので要注意です。
2014/01/15 (2日目)
03:15 予定より1時間も早くイスタンブールに到着。TK-53を利用すると早朝について、乗継便を待つ間に寝てしまったりゲートや時間間違えたりして乗り遅れる人が後を絶たないのですが、この日も1組ゲートに現れない方たちがいました。初日でまだ添乗員も顔を覚えていないし、広い空港なので探すのは至難の業です。どうにかゲートクローズ寸前に添乗員が見つけた客を連れて現れ、ほっとしました。
9:50 TK-0617にて、カサブランカへ。
機内で、入国書類書けましたか~と添乗員が回ってきました。目の前に示された彼の入国書類、あ、同じ年だ、と変なことに気付いてしまいました。見慣れた4桁の数字は認知しやすいものです。
13:00 カサブランカ・ムハンマド5世空港に到着。入国では何も聞かれず、いつも通り最後のページに識別番号付きのスタンプが押されます。バゲージクレームへ下りまずは両替、今回は前回の残りもあり滞在も少ないので私は5000円のみ両替しました。8~10日間くらいのツアーでは1万円がオススメです。1ディルハム=約13円。

さて、荷物もピックアップし、いつも通り最後尾を歩いて、バスへと向かいます。
スーツケースをドライバーに預けようとバスに近づくとびっくり。そこには確かに見覚えのある知った顔がいました。
今回でモロッコ3回目で、前の2回とも偶然同じ現地ガイドさんだったのですが、今回はランド(現地手配会社)が前回までと違ったのでまさかそのガイドと再会するとは思ってもいなかったのです。そのガイド、ヒシャムさんがそこにいました。
「ヒシャムさん!3年ぶりです。まさかまた会えるなんて!」と声をかけたら彼もとても驚いていたようです。さすがに過去に2度会った客のことは覚えていたようです。後で添乗員に、彼女マラケシュで自転車に轢かれたんだよ、と言ったとか。余計なことまで覚えてたのですね・・・。
ちなみに日本からのモロッコツアーは最近人気で、それに対応するガイドは山のようにいます。だから3度行って、3度とも同じガイドに当たるのはすごいことです。もっともヒシャムさんのような日本語ガイドは恐らく1桁しかいないので、日本語ガイド同行というツアーならそれほどでもないのかも知れません。彼は事業も始めたそうです。ホームページ http://www.sps-morocco.jp
14:00 カサブランカの空港を出発し、ラバトへと向かいます。1時間半ほどでラバトに入ります。ラバトは首都ですが、私は今回が初めての訪問なのでとても楽しみです。
ラバトに入るとさすが政治の中心地、かわいいモロッコ国旗があちこちの建物の上にびっしりとひらめいています。

ラバトは紀元前8世紀フェニキア人の作った町が起源と言われています。ラバトとは城壁都市という意味だけあって、城壁があちこちに見られます。余談ですが、前回の記事で紹介したパレスチナのベツレヘムと姉妹都市です。

15:40 ムハンマド5世の霊廟に到着です。ムハンマド5世は、フランスからの独立を勝ち取った英雄的国王で、現国王の祖父にあたる方です。白に緑の屋根の霊廟はラバト市内の高台にあり、入口の両サイドを騎馬兵が守っています。

内部は、インドから取り寄せたマホガ二ーが使われ、とにかく装飾が見事です。下階の中央にあるのが、ムハンマド5世のの棺です。

ムハンマド5世廟は、壁から天井まで、とにかく美しいタイル細工や彫刻、ステンドグラスなど、細かい模様でぎっしりと埋まっています。豪華というより、繊細な気品ある美しさを感じます。

そして、ムハンマド5世廟の正面には、モスクの遺跡が広がり、その奥にハッサンの塔が建っています。ずらっと並んでいるのはモスクの支柱跡です。この日はモロッコの祝日で、子供含め大勢の人でにぎわっています。

ハッサンの塔は、幅16m、高さ44mの未完の塔。12世紀に世界最大級のミナレットとして建設されましたが、建築家マンスールが亡くなった為、半分の高さまでで放棄されてしまったようです。現在修復中のため、上ることも近くで見ることもできません。

16:15 再びバスに乗りウダイヤのカスバまで移動します。ブーレグレグ川という川沿いを走りますが、この川の向こうはサレという町です。今は近くに立派な橋がありますが、昔は小さなボートで行き来をしたようですね。

16:25 ウダイヤのカスバに到着です。いやー、ちょっとこれはテンションあがります。
ウダイヤはベルベル人の部族の名前で、12世紀の城壁を利用した17世紀の城塞です。ブーレグレグ川の河口、大西洋への出口の所に作らています。

中に入ると、スペイン・アンダルシア風の庭が広がっています。庭園からカフェに出て、ごちゃごちゃとした路地を散策します。白い家並みが続き、下半分水色に塗られている独特な村です。

この雰囲気はチュニジアのシディ・ブ・サイドにちょっと似ています。ラバトは、チュニスとも姉妹都市なんだそうです。

あちこちで猫が座っていますが、極めつけはこれ。軒先の鉢の中にすっぽり納まる猫ちゃん2匹。ぐっすりお休みのようでとてもかわいいです。

住宅街を抜け、上がってくると多少お店などもあります。お土産っぽいものを売るお店は希少で、キオスクみたいなものが多かったです。カスバの中、あまり観光化していないのがとても気に入りました。

最後は高台の海辺の上に出てきました。ラバトは首都なので、もっと都会な所かと思っていましたが、すごくモロッコらしい素敵な所でした。次くるときも是非立ち寄りたいです。

次回はラバト~メクネスをレポートします♪