イギリス・カンタベリー大聖堂
2013/06/17 (2日目) 続き
15:15 Lunchの後、カンタベリー旧市街を観光します。旧市街を囲む城壁は半分ほど残っていて、崩れかかった所もあるのが何ともいえません。この中は大型バスが入ることはできないので、徒歩にて観光となります。

城壁の内側のバスステーションでバスを降ります。この街の車の玄関口、たくさんの2階建てバスが停まっていました。この周囲は旧市街といっても割りと新しい街並みです。

セントジョージストリートから、旧市街の中心方面へと歩きます。カンタベリーは英国国教会の総本山、カンタベリー大聖堂がある巡礼地ですが、その大聖堂が街の中ならどこからでも見えると思っていたのに、見当たらないのはちょっとした驚きでした。

メインストリートから狭めで人の多い道へと曲がると、突き当たりに何やら立派な門があり、ちょっとした広場があります。ここが大聖堂への門です。やっとわずかに大聖堂の塔らしきものが見えました。ここでローカルガイドとミートして、大聖堂の内部を見学します。

大聖堂への門はクライストチャーチゲートと言うようです。ここから別空間ですよ、という匂いがします。

門をくぐると、そこにはカンタベリー大聖堂がどうやってその巨体を隠していたのかと思うほどの存在感で人々を迎えます。今までにもたくさんの巨大な大聖堂を見てきましたが、これもかなり大きい方です。目いっぱい下がらないと全景を入れることができませんでした。大聖堂の中では説明が禁じられているのか、外でガイドが説明をした後、内部見学含めて16:45までフリータイムとなりました。

中へ入ると指示された通り、時計回りに進みます。大聖堂の大きさに圧倒されながら、半分くらい行ったところで見落としがちな扉を外に出ます。そこは美しいグレイト・クロイスター、中庭を囲む大回廊です。実際見落とす人が多いのか、混雑している大聖堂の中に比べ、静かな時間が流れているようです。

回廊を一周する間に出会った人は2人だけ。回廊の奥から大聖堂を見上げると、門から見たのとはまた違った美しい姿が見られます。立派な塔は見学用には開放されていないようです。

大回廊から戻ると、そこにはすごい人だかりがあります。12世紀の大司教トーマス・ベケットが時の王ヘンリー2世と対立し、ここで暗殺されました。3本の剣が飾られているその場所がトーマス・ベケットが倒れた場所だったようです。彼は死後に多くの奇跡をもたらし、不治の病を治すと信じられています。

殉教の場所から薄暗い地下へと下り、地下聖堂を見学します。地下は最も古い時代12世紀の造りとなっていて、確か写真撮影禁止だったと思います。順路に従い上へ戻ると、大聖堂の奥の方を見学します。とにかく天井が高く大きさにただただ圧倒されます。

奥の方には、司祭や王族のものと思しき立派なお墓がたくさんあります。詳しくないので、誰のものかわかりませんが、それぞれ生前の姿を模ったものなど特徴的なお墓がたくさんありました。

大聖堂は巨大で柱や壁の彫刻なども美しいですが、ステンドグラスも細かい美しいものがたくさんあります。ここは最も奥の辺りです。私は以前ステンドグラスを趣味で製作していたので、全体の美しさはもちろん、技術やガラスの色などを観察してため息をもらします。

中にはこんな漫画ちっくな絵付けも見られました。顔だけ見るとどうしても絵本というより漫画を思い起こします。

さて、世界遺産に登録されたカンタベリー大聖堂の見学を終えてまだ時間があるので、街歩きをします。メインストリートであるハイストリートへ出て、ウエストゲート方面へと歩きます。時折古い建物が残っていて新旧入り乱れた街並みを作っています。

こちら写真右手の建物はかつて巡礼者の病院だったところだそうです。
6世紀には聖アウグスティヌスが布教活動を行い、12世紀に大司教トーマス・ベケットが殉教して以来、巡礼地としてずっと賑わってきた街の姿がぼんやりと頭に浮かびます。

次回カンタベリー散策の続きをレポートします♪
15:15 Lunchの後、カンタベリー旧市街を観光します。旧市街を囲む城壁は半分ほど残っていて、崩れかかった所もあるのが何ともいえません。この中は大型バスが入ることはできないので、徒歩にて観光となります。

城壁の内側のバスステーションでバスを降ります。この街の車の玄関口、たくさんの2階建てバスが停まっていました。この周囲は旧市街といっても割りと新しい街並みです。

セントジョージストリートから、旧市街の中心方面へと歩きます。カンタベリーは英国国教会の総本山、カンタベリー大聖堂がある巡礼地ですが、その大聖堂が街の中ならどこからでも見えると思っていたのに、見当たらないのはちょっとした驚きでした。

メインストリートから狭めで人の多い道へと曲がると、突き当たりに何やら立派な門があり、ちょっとした広場があります。ここが大聖堂への門です。やっとわずかに大聖堂の塔らしきものが見えました。ここでローカルガイドとミートして、大聖堂の内部を見学します。

大聖堂への門はクライストチャーチゲートと言うようです。ここから別空間ですよ、という匂いがします。

門をくぐると、そこにはカンタベリー大聖堂がどうやってその巨体を隠していたのかと思うほどの存在感で人々を迎えます。今までにもたくさんの巨大な大聖堂を見てきましたが、これもかなり大きい方です。目いっぱい下がらないと全景を入れることができませんでした。大聖堂の中では説明が禁じられているのか、外でガイドが説明をした後、内部見学含めて16:45までフリータイムとなりました。

中へ入ると指示された通り、時計回りに進みます。大聖堂の大きさに圧倒されながら、半分くらい行ったところで見落としがちな扉を外に出ます。そこは美しいグレイト・クロイスター、中庭を囲む大回廊です。実際見落とす人が多いのか、混雑している大聖堂の中に比べ、静かな時間が流れているようです。

回廊を一周する間に出会った人は2人だけ。回廊の奥から大聖堂を見上げると、門から見たのとはまた違った美しい姿が見られます。立派な塔は見学用には開放されていないようです。

大回廊から戻ると、そこにはすごい人だかりがあります。12世紀の大司教トーマス・ベケットが時の王ヘンリー2世と対立し、ここで暗殺されました。3本の剣が飾られているその場所がトーマス・ベケットが倒れた場所だったようです。彼は死後に多くの奇跡をもたらし、不治の病を治すと信じられています。

殉教の場所から薄暗い地下へと下り、地下聖堂を見学します。地下は最も古い時代12世紀の造りとなっていて、確か写真撮影禁止だったと思います。順路に従い上へ戻ると、大聖堂の奥の方を見学します。とにかく天井が高く大きさにただただ圧倒されます。

奥の方には、司祭や王族のものと思しき立派なお墓がたくさんあります。詳しくないので、誰のものかわかりませんが、それぞれ生前の姿を模ったものなど特徴的なお墓がたくさんありました。

大聖堂は巨大で柱や壁の彫刻なども美しいですが、ステンドグラスも細かい美しいものがたくさんあります。ここは最も奥の辺りです。私は以前ステンドグラスを趣味で製作していたので、全体の美しさはもちろん、技術やガラスの色などを観察してため息をもらします。

中にはこんな漫画ちっくな絵付けも見られました。顔だけ見るとどうしても絵本というより漫画を思い起こします。

さて、世界遺産に登録されたカンタベリー大聖堂の見学を終えてまだ時間があるので、街歩きをします。メインストリートであるハイストリートへ出て、ウエストゲート方面へと歩きます。時折古い建物が残っていて新旧入り乱れた街並みを作っています。

こちら写真右手の建物はかつて巡礼者の病院だったところだそうです。
6世紀には聖アウグスティヌスが布教活動を行い、12世紀に大司教トーマス・ベケットが殉教して以来、巡礼地としてずっと賑わってきた街の姿がぼんやりと頭に浮かびます。

次回カンタベリー散策の続きをレポートします♪