中国・成都パンダ基地(1日目④)
2019/12/05 (2日目) 続き
10:10 2号別荘へ移動して来ました。朝一人で来たので私は今日2度目です。
ちょうど飼育員さんが通路から新しい竹を投げ入れています。2016年組の5頭、パンダ舎近くで福順(ふーすん)・福来(ふーらい)が笹を食べていて、手前に残りの3頭がいます。

手前で並んでいるのは、奇一(ちーいー)と毛桃(まおたお、雄)です。
この子たちの代からは産まれた時から見守っているので、横顔でも見分けが付きます。

2016年組の私のお気に入りはこの奇一です。最愛のパンダ七喜(ちーしー)の妹である福来を見守っているうちに、見た目が好みという事と、目を引く行動から目が離せなくなり、イチオシになりました。七喜の叔母なので、やはり顔が好み、なのです。

かわいいパンダですが、実はよくよく見ると、おつまみ食べてるおっさんみたいです。2016年組は成都パンダ基地で最も多い出産があり、26頭のうち23頭が生き残りました。その中でも、1,2を争う人気ものです。

2016年組も今は3歳、例年であれば地方動物園などで大人になるまで暮らすのですが、今はパンダ余り状態です。2016年組は、地方動物園に行った子もいますが、今も3組がこの基地に残っています。この班の5頭が一番大所帯です。
2号別荘には4つの庭がありますが、隣の艾莉(あいり)はもう庭の奥に消えていました。3つ目の庭は、龍龍(ろんろん、雄)という野生出身のパンダが住んでいますが、滅多に庭に姿を現しません。最後の庭には、日本産まれの雄浜が暮らしています。通路近くで食事中のようです。

パンダは食事中、あまり動き周らないので、座っている場合は、笹を取る時などしか角度を変えてくれません。ですから、見えやすい場所にこちらが移動するしかありません。横顔が精いっぱいですね。

10:25 月亮産室へと移動します。2号別荘からは緩やかな坂を少し下り5分かかりません。月亮産室も産室なので、繁殖に参加する大人パンダとその子どもたちが住んでいますが、太陽産室より大きな施設です。月の形をしていて、外側に庭が9つ、内側に中庭2つと室内展示場4つ、保育室と子供部屋があります。
外側の最初の庭は今は2018年組がいます。3週間前3頭でしたが、中庭の2頭が合流して、今は5頭います。真ん中の木の台に1頭、三角屋根の木に1頭、右奥の木の上に1頭その根元に1頭、後はどこかな・・・?何と、庭の左奥の隅に1頭いました。

隅にいたのは意外にも耀耀(やおやお、雄)でした。三角屋根の木がお気に入りだったはずですが、新入りが来て、勢力図が変わったのかな?いえ、この班で一番やんちゃと思われる耀耀なので、譲ったと言うべきかも知れません。

残る4頭は全員が顔を隠して寝ていますが、台の付近が啓程(ちーちぇん、雌)・啓航(ちーはん、雄)の双子、そしてこの木が上が川仔(ちゅあんざい、雌)、根本が潤九(るんじゅう、雌)でしょう。各パンダには指定席があり、予測を立てて見れば、背中の帯の感じなどから確認が可能です。

2つ目の庭は幼稚園、赤ちゃんパンダ専用の庭です。他の庭のように溝がありません。毎年月亮産室で生まれた赤ちゃんパンダは、保育器を出た後、天気や気温が問題なければこの庭に出ます。日光浴をし、歩くこと、木に登ることを覚えていくのです。生後半年くらいになったら、ママと一緒の庭で展示に出ます。
右隅を歩いている子がいますが、カゴの中に小っちゃいのがいます。3週間前保育器にいた小丫頭(しゃおやーとぅ)の双子の順順(しゅんしゅん、雄)・溜溜(りうりう、雌)のどちらかです。

他の子はどこかな?今年月亮産室の赤ちゃんパンダは全部で5頭です。
1頭は庭の真ん中あたりにある木の台の上にいました!3週間前歩けるようになったばかりだったので、台に登れるようになっているとは思わず地上を探していました。庭には木が多く、私のカメラは木にピントを合わせるのが好きで困ります。

気を取り直して、頑張ってパンダにピントを合わせます。阿宝大仔(あーばおの双子の先に生まれた方、兄)の方ですね。生後5か月ですからもう木にも登れる頃です。高い所に登れるようになると、そこが安心なのかなかなか下りなくなります。

カゴの赤ちゃんパンダは10/11生まれですから、3か月も月齢差があります。
この子が歩けるようになる頃は、先に生まれた子たちはママと暮らす時間が長くなるでしょうから、同級生で過ごす時間は短いかも知れません。

阿宝小仔(あーばおの双子の後に生まれた方、雌)はずっと庭の右の方で一人で遊んでいます。阿宝の双子にはまだ名前がないですが、後々公募などするつもりなのかな?ママの阿宝はアトランタ生まれの帰国子女、この双子は出生時体重が双方200g以上で、世界で最も重く生まれた双子です。

庭の中央付近の板の上に、昭美仔(ざおめいの子、雄)が連れてこられました。
先月、里親さんが康尼(かんにー)という名を付けましたが、後に金宝(じんばお)と命名され、これが正式名らしいです。阿宝大仔も飼育員さんがいるからか寄ってきました。

阿宝大仔が昭美仔の邪魔しないよう引き離します。この年頃の赤ちゃんパンダは飼育員さんの長靴に抱き着いたり噛んだりして構ってもらいたがります。

飼育員さんが相手してくれないので、昭美仔の所に行った阿宝大仔、お決まりの乗っかりをします。1か月の月齢差、すっぽり覆われてしまいました。
先月もそうでしたが、双子の妹より弟分が好きなようです。

阿宝大仔が起こしてくれたおかげで、昭美仔の顔が見れました。野生出身のママの第一子ですから、将来も期待されています。ママとは全然違う顔立ちですが、他の子とはちょっと違う見分けやすい顔をしています。

昭美仔を見ていたら、阿宝大仔を見失いました。どこ行った?
よく探したら、右奥の木の台にいつの間にか登っていました。写真中央上の方です。

昭美仔は安眠を妨げる存在がいなくなったのを確認すると、そのままつっぷして寝てしまいました。ごめん寝と呼んでいます。

阿宝小仔は独りで遊ぶのが好きなようです。竹筒のおもちゃで遊び始めました。何をやっても可愛いし、顔が見えなくても可愛いです。

やがて、阿宝小仔は先ほど兄が登っていた真ん中の台に登って行きました。私も登れるよ、と見せてくれたのかな?

いつの間にか、阿宝大仔は、さらに庭の左にある木の台に登り、白く丸い繭玉のようになって寝ています。右の妹がいる台より少し高いかな?ハシゴで登るのです。

そこに飼育員さんが来て、指導が入ります。せっかくだから、お客さんに顔見せなさい、と。いったん起きて姿勢を変える阿宝大仔です。

お客さんに顔見せてあげようなんて、珍しい事もあるものだ、と飼育員さんをよく見たらどこかで見た顔です。TVで見たことあるアドベンチャーワールドのパンダ飼育員さんじゃないですか。研修で来てるのかな?どっちがいいかは別として、基地の飼育員さんとはパンダの扱い方が違うなぁと思いました。
次回も続きをレポートの予定です♪
10:10 2号別荘へ移動して来ました。朝一人で来たので私は今日2度目です。
ちょうど飼育員さんが通路から新しい竹を投げ入れています。2016年組の5頭、パンダ舎近くで福順(ふーすん)・福来(ふーらい)が笹を食べていて、手前に残りの3頭がいます。

手前で並んでいるのは、奇一(ちーいー)と毛桃(まおたお、雄)です。
この子たちの代からは産まれた時から見守っているので、横顔でも見分けが付きます。

2016年組の私のお気に入りはこの奇一です。最愛のパンダ七喜(ちーしー)の妹である福来を見守っているうちに、見た目が好みという事と、目を引く行動から目が離せなくなり、イチオシになりました。七喜の叔母なので、やはり顔が好み、なのです。

かわいいパンダですが、実はよくよく見ると、おつまみ食べてるおっさんみたいです。2016年組は成都パンダ基地で最も多い出産があり、26頭のうち23頭が生き残りました。その中でも、1,2を争う人気ものです。

2016年組も今は3歳、例年であれば地方動物園などで大人になるまで暮らすのですが、今はパンダ余り状態です。2016年組は、地方動物園に行った子もいますが、今も3組がこの基地に残っています。この班の5頭が一番大所帯です。
2号別荘には4つの庭がありますが、隣の艾莉(あいり)はもう庭の奥に消えていました。3つ目の庭は、龍龍(ろんろん、雄)という野生出身のパンダが住んでいますが、滅多に庭に姿を現しません。最後の庭には、日本産まれの雄浜が暮らしています。通路近くで食事中のようです。

パンダは食事中、あまり動き周らないので、座っている場合は、笹を取る時などしか角度を変えてくれません。ですから、見えやすい場所にこちらが移動するしかありません。横顔が精いっぱいですね。

10:25 月亮産室へと移動します。2号別荘からは緩やかな坂を少し下り5分かかりません。月亮産室も産室なので、繁殖に参加する大人パンダとその子どもたちが住んでいますが、太陽産室より大きな施設です。月の形をしていて、外側に庭が9つ、内側に中庭2つと室内展示場4つ、保育室と子供部屋があります。
外側の最初の庭は今は2018年組がいます。3週間前3頭でしたが、中庭の2頭が合流して、今は5頭います。真ん中の木の台に1頭、三角屋根の木に1頭、右奥の木の上に1頭その根元に1頭、後はどこかな・・・?何と、庭の左奥の隅に1頭いました。

隅にいたのは意外にも耀耀(やおやお、雄)でした。三角屋根の木がお気に入りだったはずですが、新入りが来て、勢力図が変わったのかな?いえ、この班で一番やんちゃと思われる耀耀なので、譲ったと言うべきかも知れません。

残る4頭は全員が顔を隠して寝ていますが、台の付近が啓程(ちーちぇん、雌)・啓航(ちーはん、雄)の双子、そしてこの木が上が川仔(ちゅあんざい、雌)、根本が潤九(るんじゅう、雌)でしょう。各パンダには指定席があり、予測を立てて見れば、背中の帯の感じなどから確認が可能です。

2つ目の庭は幼稚園、赤ちゃんパンダ専用の庭です。他の庭のように溝がありません。毎年月亮産室で生まれた赤ちゃんパンダは、保育器を出た後、天気や気温が問題なければこの庭に出ます。日光浴をし、歩くこと、木に登ることを覚えていくのです。生後半年くらいになったら、ママと一緒の庭で展示に出ます。
右隅を歩いている子がいますが、カゴの中に小っちゃいのがいます。3週間前保育器にいた小丫頭(しゃおやーとぅ)の双子の順順(しゅんしゅん、雄)・溜溜(りうりう、雌)のどちらかです。

他の子はどこかな?今年月亮産室の赤ちゃんパンダは全部で5頭です。
1頭は庭の真ん中あたりにある木の台の上にいました!3週間前歩けるようになったばかりだったので、台に登れるようになっているとは思わず地上を探していました。庭には木が多く、私のカメラは木にピントを合わせるのが好きで困ります。

気を取り直して、頑張ってパンダにピントを合わせます。阿宝大仔(あーばおの双子の先に生まれた方、兄)の方ですね。生後5か月ですからもう木にも登れる頃です。高い所に登れるようになると、そこが安心なのかなかなか下りなくなります。

カゴの赤ちゃんパンダは10/11生まれですから、3か月も月齢差があります。
この子が歩けるようになる頃は、先に生まれた子たちはママと暮らす時間が長くなるでしょうから、同級生で過ごす時間は短いかも知れません。

阿宝小仔(あーばおの双子の後に生まれた方、雌)はずっと庭の右の方で一人で遊んでいます。阿宝の双子にはまだ名前がないですが、後々公募などするつもりなのかな?ママの阿宝はアトランタ生まれの帰国子女、この双子は出生時体重が双方200g以上で、世界で最も重く生まれた双子です。

庭の中央付近の板の上に、昭美仔(ざおめいの子、雄)が連れてこられました。
先月、里親さんが康尼(かんにー)という名を付けましたが、後に金宝(じんばお)と命名され、これが正式名らしいです。阿宝大仔も飼育員さんがいるからか寄ってきました。

阿宝大仔が昭美仔の邪魔しないよう引き離します。この年頃の赤ちゃんパンダは飼育員さんの長靴に抱き着いたり噛んだりして構ってもらいたがります。

飼育員さんが相手してくれないので、昭美仔の所に行った阿宝大仔、お決まりの乗っかりをします。1か月の月齢差、すっぽり覆われてしまいました。
先月もそうでしたが、双子の妹より弟分が好きなようです。

阿宝大仔が起こしてくれたおかげで、昭美仔の顔が見れました。野生出身のママの第一子ですから、将来も期待されています。ママとは全然違う顔立ちですが、他の子とはちょっと違う見分けやすい顔をしています。

昭美仔を見ていたら、阿宝大仔を見失いました。どこ行った?
よく探したら、右奥の木の台にいつの間にか登っていました。写真中央上の方です。

昭美仔は安眠を妨げる存在がいなくなったのを確認すると、そのままつっぷして寝てしまいました。ごめん寝と呼んでいます。

阿宝小仔は独りで遊ぶのが好きなようです。竹筒のおもちゃで遊び始めました。何をやっても可愛いし、顔が見えなくても可愛いです。

やがて、阿宝小仔は先ほど兄が登っていた真ん中の台に登って行きました。私も登れるよ、と見せてくれたのかな?

いつの間にか、阿宝大仔は、さらに庭の左にある木の台に登り、白く丸い繭玉のようになって寝ています。右の妹がいる台より少し高いかな?ハシゴで登るのです。

そこに飼育員さんが来て、指導が入ります。せっかくだから、お客さんに顔見せなさい、と。いったん起きて姿勢を変える阿宝大仔です。

お客さんに顔見せてあげようなんて、珍しい事もあるものだ、と飼育員さんをよく見たらどこかで見た顔です。TVで見たことあるアドベンチャーワールドのパンダ飼育員さんじゃないですか。研修で来てるのかな?どっちがいいかは別として、基地の飼育員さんとはパンダの扱い方が違うなぁと思いました。
次回も続きをレポートの予定です♪