イスラエル・アッコー旧市街
2013/12/08 (2日目) 続き
15:35 聖ヨハネ騎士団の要塞跡を出ると、出口を出たはずなのにそこは小さなお店の中でした。美術館の出口にあるお土産屋とはちょっと違う感覚です。そのお店の本当の入り口を出ると、そこはターキッシュバザールでした。日曜なのにほとんどのお店はやっていないようです(通常、金土が休み)。

地下トンネルを歩いたり、出てきた所がバザールのお店の中だったり、もう自分がどこにいるのかよくわかりません。ターキッシュバザールを出て周辺を見渡すと、いかにも旧市街といった風景が広がっています。この先は先ほどの要塞方面と思われます。

旧市街の道はかなり入り組んでいます。写真を撮りながらも前の人を見失わないよう注意を払っていないといけません。こちら久しぶりに登場、マンホールのフタです。珍しく四角いフタ。デザインはなかなか格好いいです。

旧市街の道は混沌とした感じで、決してきれいではないのですが、怖さを感じることはありません。家々はかなり年季が入っていて、傾いていたり、崩れていたり、そして扉の向こうには急な階段があったりと、ただ通り過ぎるだけではもったいない風情です。

しばらく行き完全に方向感覚を失った頃、いつの間にかスークを歩いていました。開いているお店は少ないですが、雑多なお店が並んでいます。こちら中東らしく、水パイプのお店。他の中東諸国で見たものより若干小ぶりのものが多いようです。

趣のあるスークは閉まっているエリアも素敵です。石造りの古い建物に水色の扉、ゆっくり歩きたい一角です。まるで遺跡の中に人が住んでいるような町に見えます。

スークを抜けると広場に出ました。ヴェネツィア広場です。
左にある教会のように見えるものは、ハーヌル・ウムダーン、柱の隊商宿という意味の、その名の通りの18世紀の隊商宿です。

そしてこの建物を曲がると、びっくり、そこには港が広がっていました。アッコーマリーナです。いつの間に要塞跡からここまで歩いたのか、不思議な感覚でした。
紀元前からエジプトなどの記録に残る港で、12~13世紀には十字軍に占拠され、ここはエルサレム王国の首都になったので、重要な役割の港だったのでしょう。

アッコーマリーナでしばしの写真撮影タイム。こちらは港にある大きなくじらの像です。
周辺では釣りを楽しむ地元の人などもいて港町ならではの風景を見られました。

アッコーマリーナは行き止まりなので、来た道を戻り、ハーヌル・ウムダーンへと足を運びます。このアッコーの旧市街は世界遺産として登録されていますが、独特の雰囲気と、ブルーの扉、ほどよい?ゴミ散乱感が何とも言えません。ネコも多いです。

そしてこの旧市街の中ではよく小さなロバを見かけます。小さな子供たちが引くこの光景は思わずにっこりしたくなります。ロバも小さくて超かわいいです。

18世紀の隊商宿ハーヌル・ウムダーンの入り口に回ってきましたが、なんと扉に鍵がかかっています。正式に管理された観光場所ではないためか、どうやら今日は鍵を持っている人が開けに来なかったらしいです。どうにか覗こうとしましたが無理だったので、扉の下からカメラを滑りいれてシャッターを押して見ました。

アッコーでの最後の観光は、十字軍のトンネル見学です。あれ、さっきの要塞のとは違うのか、と思いながら、ハーヌル・ウムダーンの脇にある入り口から階段を下ります。ちょっとだけかがむ所はあるものの、広い本格的なトンネルです。足元には水が流れていて木製の通路ができています。94年に発見されたという割にはすごい大規模です。

200m弱のトンネルを抜けた先はまた違う風景が待っていました。町の東から西に抜けた感じです。写真中心の小さな小屋みたいのが出口です。町の下に大規模なトンネルがあることを700年も知らずにいたというのがむしろ不思議でした。

16:20 アッコー旧市街の南西の角あたりからバスに乗り、ハイファへと向かいます。
すごく魅力のある町で、是非また訪れたいと思いました。出来たばかりの橋を渡り、アッコーの町に別れを告げます。ふと、前方へと目を向けると、海沿いを何かすごいスピードで動くものがあります。波打ち際を馬が駆けています。素敵な光景でした。

次回はハイファをレポートします♪
15:35 聖ヨハネ騎士団の要塞跡を出ると、出口を出たはずなのにそこは小さなお店の中でした。美術館の出口にあるお土産屋とはちょっと違う感覚です。そのお店の本当の入り口を出ると、そこはターキッシュバザールでした。日曜なのにほとんどのお店はやっていないようです(通常、金土が休み)。

地下トンネルを歩いたり、出てきた所がバザールのお店の中だったり、もう自分がどこにいるのかよくわかりません。ターキッシュバザールを出て周辺を見渡すと、いかにも旧市街といった風景が広がっています。この先は先ほどの要塞方面と思われます。

旧市街の道はかなり入り組んでいます。写真を撮りながらも前の人を見失わないよう注意を払っていないといけません。こちら久しぶりに登場、マンホールのフタです。珍しく四角いフタ。デザインはなかなか格好いいです。

旧市街の道は混沌とした感じで、決してきれいではないのですが、怖さを感じることはありません。家々はかなり年季が入っていて、傾いていたり、崩れていたり、そして扉の向こうには急な階段があったりと、ただ通り過ぎるだけではもったいない風情です。

しばらく行き完全に方向感覚を失った頃、いつの間にかスークを歩いていました。開いているお店は少ないですが、雑多なお店が並んでいます。こちら中東らしく、水パイプのお店。他の中東諸国で見たものより若干小ぶりのものが多いようです。

趣のあるスークは閉まっているエリアも素敵です。石造りの古い建物に水色の扉、ゆっくり歩きたい一角です。まるで遺跡の中に人が住んでいるような町に見えます。

スークを抜けると広場に出ました。ヴェネツィア広場です。
左にある教会のように見えるものは、ハーヌル・ウムダーン、柱の隊商宿という意味の、その名の通りの18世紀の隊商宿です。

そしてこの建物を曲がると、びっくり、そこには港が広がっていました。アッコーマリーナです。いつの間に要塞跡からここまで歩いたのか、不思議な感覚でした。
紀元前からエジプトなどの記録に残る港で、12~13世紀には十字軍に占拠され、ここはエルサレム王国の首都になったので、重要な役割の港だったのでしょう。

アッコーマリーナでしばしの写真撮影タイム。こちらは港にある大きなくじらの像です。
周辺では釣りを楽しむ地元の人などもいて港町ならではの風景を見られました。

アッコーマリーナは行き止まりなので、来た道を戻り、ハーヌル・ウムダーンへと足を運びます。このアッコーの旧市街は世界遺産として登録されていますが、独特の雰囲気と、ブルーの扉、ほどよい?ゴミ散乱感が何とも言えません。ネコも多いです。

そしてこの旧市街の中ではよく小さなロバを見かけます。小さな子供たちが引くこの光景は思わずにっこりしたくなります。ロバも小さくて超かわいいです。

18世紀の隊商宿ハーヌル・ウムダーンの入り口に回ってきましたが、なんと扉に鍵がかかっています。正式に管理された観光場所ではないためか、どうやら今日は鍵を持っている人が開けに来なかったらしいです。どうにか覗こうとしましたが無理だったので、扉の下からカメラを滑りいれてシャッターを押して見ました。

アッコーでの最後の観光は、十字軍のトンネル見学です。あれ、さっきの要塞のとは違うのか、と思いながら、ハーヌル・ウムダーンの脇にある入り口から階段を下ります。ちょっとだけかがむ所はあるものの、広い本格的なトンネルです。足元には水が流れていて木製の通路ができています。94年に発見されたという割にはすごい大規模です。

200m弱のトンネルを抜けた先はまた違う風景が待っていました。町の東から西に抜けた感じです。写真中心の小さな小屋みたいのが出口です。町の下に大規模なトンネルがあることを700年も知らずにいたというのがむしろ不思議でした。

16:20 アッコー旧市街の南西の角あたりからバスに乗り、ハイファへと向かいます。
すごく魅力のある町で、是非また訪れたいと思いました。出来たばかりの橋を渡り、アッコーの町に別れを告げます。ふと、前方へと目を向けると、海沿いを何かすごいスピードで動くものがあります。波打ち際を馬が駆けています。素敵な光景でした。

次回はハイファをレポートします♪