中国・成都パンダ基地(行動観察体験)

2017/11/03 (2日目) 続き

14:30 パンダの行動観察をし、30分の記録を実際に取る体験実習の時間です。幼年園か亜成年園で、好きなパンダを選んでいいとの事です。30分じっと見てるならやはりお気に入りのパンダがいいですよね。早速幼年園に移動しましたが、私のお気に入りの思念(スーニェン)は仲間と共にいつもの木の上で寝ていました。これは30分の間に動く気配はありません。

幼年園パンダの成る木


30分間寝ているだけのパンダの記録を取るのは実習としても面白みがないので、別のパンダを探します。木の上に寝てたのは3頭、残りの3頭がどこかにいるはずです。福娃(フーワー)と晶奥(ジンオウ)が激しく遊んでいるのがちらっと見えましたが、木々の中に消えました。幼年園の庭は広くて死角も多く、行動が活発な年頃なので、観察中に観察対象を見失っては話になりません。

パンダが見えないことも多い幼年園


仕方なく亜成年園に移動します。途中には、成年園があります。迎迎(インイン)が起きていました。太陽産室で赤ちゃんパンダを産んだ妮妮(ニーニー)の双子の兄です。

成都パンダ基地成年園に暮らす迎迎


亜成年に移動すると、一番手前にいた野生出身の乔乔(チャオチャオ)が起きていたので、このパンダを観察すると何人かが決めました。私は更に奥へと向かいます。でも亜成年園はとても広く、内側にある運動場はほとんど森状態、パンダがいるのかどうかも見えないことが多いです。と思ったら、高い木に誰かいますね。

成都パンダ基地亜成年園の中心部は森


ズームで確認しましょう。以前に来た時にもここにいたのと同じパンダのようです。
一緒にいたPandapiaスタッフに確認してもらったら、娅仔(ヤーザイ、12歳、雌)でした。多くの兄弟姉妹はたくさんの子持ちですが、自身はまだ子どもはいないようです。肉眼で観察が難しいし、木を下りられたら姿が見えないので観察対象には向きません。

森の木で暮らすヤーザイ


亜成年B区まで行くと2013年アトランタ生まれの美倫(メイルン)美奐(メイファン)の双子姉妹のエリアがありますが、双子のどっちかわからない片割れが繁みの中で寝ているのが見えただけで、もう1頭は姿すら見えません。この庭も森状態で全く見えない場所が多いです。

室内展示場なら観察はしやすいと先へ行ったら、同じくアトランタ生まれの美蘭(メイラン)が敷物のように寝ていました。最愛のパンダ七喜(チーシー)のパパパンダなので30分じっくり見るのもいいかなと思いましたがなかなか思うようにいきません。しかし30分の記録をしなくてはいけないのに、時間がなくなりました。結局、亜成年B区の端の見やすい運動場にいた思縁(スーエン)を観察することにしました。しかし寝ています・・・。

亜成年B区で暮らす思縁


思縁は私のお気に入りパンダ思念のママパンダです。とても母性の強いパンダで、2017年の初めまでは、幼年園で実子を含め6頭の子パンダの保育ママをしていました。子パンダたちを引き連れて歩く姿はとてもかわいかったです。1歳半近い子パンダたちに囲まれてお乳をせがまれても嫌がらないやさいいママでした。

そんな思縁が幼年園を去る日のこと、ライブカメラに映らないバックヤードで、辛抱強く思縁を呼ぶ飼育員さんと、移動用ケージに入ることを拒む思縁の声が長時間響き、最後は悲痛な鳴き声を上げて子離れを拒否している思縁のことを思い出しながら、寝ている思縁を観察し続けます。思縁は、手(前足)の先に白い毛があるのが特徴、ちらっと見せてくれました。

白手袋をちらっと見せる思縁


行動観察では、1分毎にその瞬間パンダが何をしていたかを記録します。まぁ、ほとんど寝てるにチェックするのですが、たまに寝がえり打ったり、体を掻いたりすることもあります。亜成年B区の一番奥は、成都パンダ基地の中でも一番人が少ないエリアですが、そんな所で、寝ているパンダをずーっと見続けている私は、パンダよりも注目されます。記録シートを覗き込んで何やってるのかと聞いてくる人が多いです。

午後の早い時間はパンダはだいたい寝ている


15:30 幼年園に集合です。そこで科学教育部門の先生からフィードバックを受け、記録用紙を提出し、体験実習の記念品(パンダ本、バゲージタグ、キーホルダー)をもらいました。Pandapiaさんもお土産くれるし、物欲がなく何も買わない私でもお土産が増えていきます。

パンダグッズのお土産


後は解散で、17:00入口集合のフリータイムとなりました。気付いたら誰もいなくなっていました。今日まだ見ていないエリアや月亮産室の方へ行った人が多いと思います。私も月亮産室へ行きたいですが、坂を上がる前に幼年園や太陽産室をもう一度見てから行こうと思います。

まずは幼年園の思念を見に行くと、他の仲間がもう起きて木にいなかったのに、思念はまだお気に入りの木で寝ていました。夕方、飼育員さんが帰宅合図で呼ぶまで、いえ、呼ばれてもなお、この木に籠城している事が多い思念です。帰宅しないので、わざわざ説得に来るのが日常になっているほどです。

お気に入りの木で過ごす思念


他の仲間達はお昼寝タイムが終わり、遊んでいるようです。パンダ舎側へ周ると、飼育員さんもパンダたちを見守っていました。掃除などの作業から手が空いた時にパンダ達を観察するのも大事な仕事なのです。

成都パンダ基地幼年園


パンダ舎の穴の方で遊ぶパンダたち、手前でごろごろしているのは、思筠筠(スーユンユン)です。思縁の産んだ双子は男の子ながら母親譲りのやさしい性格で、のんびり屋さんです。

パンダ達が遊んでいる様子


次は幼年園からはすぐの太陽産室へと向かいます。母子園では午前中姿が見えなかった福順(フースン)が起きていて、飼育員さん用のドアに張り付いています。その手前で、ママパンダの奇福(チーフ―)は木の又でまだ寝ています。

福順と奇福親子


太陽産室を半時計周りに一周してから月亮産室の方へ行こうと思います。午前中に姿が見えなかった運動場で、パンダを発見、こちらは双喜(シュアンシー)か双欣(シュアンシン)の双子姉妹のどちらかと思います。両方いればどちらかわかりますが、片方だけだとどちらか自信ありません。

パンダの見分けは難しい


午前中、福来(フーライ)が遠くに寝ているのが見えた第三活動場に来ました。あ、子パンダが増えています。3頭見えますね。最近は、午後になるとママパンダを屋内に回収して、この運動場を共有している子パンダだけを出しているようです。そろそろ親離れの準備に、母子だけの時間と、仲間達との時間、両方をうまくバランス取っているのかも知れませんね。

子パンダ達の遊び時間


次回は可愛すぎる1歳の子パンダたちを中心にレポートの予定です♪

中国・成都パンダ基地(幼年園パンダ釣り~科学探密館)

2017/11/03 (2日目) 続き

竹韻レストランでのランチは休憩も兼ねて13:20出発までゆっくりどうぞ、ということだったのですが、早めに食べてレストランを抜け出し、幼年園のパンダ釣りを見に行くことにしました。他に1名一緒に行くというので中座して幼年園へと向かいます。

幼年園に着くと、もう飼育員の譚(タン)さんが社食ランチから戻っていました。幼年園の裏庭に暮らす野生出身の北川(ベイチュアン)が今日は見当たらないと思ったら、中にいるよと教えてくれました。譚さんはパンダ釣りの準備をし、北川にりんををあげるとパンダ舎を出てきたので後を追います。12:40 ごーらーい(过来、おいでという意味)、譚さんの大声が周囲に響き渡り、パンダはもちろん、見物客たちも集まってきます。

パンダを呼び集める譚さん


幼年園で暮らす6頭の2015年生まれのパンダたちの4頭があっという間に集合します。左が思筠筠(スーユンユン、雄)、中央上は奥林匹亚(オリンピア、雌)、中央下は晶運(ジンユン、雄)、右が晶奥(ジンオウ、雄)です。我先にもらおうとして、お馴染みの組体操シーンが完成です。

幼年園のパンダ釣りスタンバイ


いつも来るのが遅い、または来ない福娃(フーワー、雌)と思念(スーニェン、雄)がやって来そうだと見た譚さんは、パンダ釣りを開始します。私のお気に入りの思念は出席率が悪いのですが、今日は皆とのパンダ釣りに参加することにしたようです。寝ていた木からのんびり降りてきます。

のんびり木を下りる思念


最初にパンダケーキをゲットした奥林匹亚は2015年にこの基地で一番最初に生まれたのでここの班長ですが、班長風を吹かせ、女の子ながら一番がっついています。パンダたちは次はぼくーとアピールします。左から福娃も到着です。福娃は仲間達より一回り大きいです。

成都パンダ基地幼年園のパンダ釣り


皆ががっついている所に、思念はのんびりと登場します。常にマイペースなパンダです。

マイペースでやってくる思念


6頭揃ってのパンダ釣り、マイペース過ぎる子がいるので、なかなかいつも揃いませんが、今日は揃ってくれました。

成都パンダ基地幼年園のパンダ釣り


パンダケーキの後にはりんごが配られます。譚さんの上手な釣り竿さばきで、間違いなく全員に行き渡りますが、もらった後に自分のりんごを死守できるかはそのパンダ次第です。特に奥林匹亚は仲間のりんごを横取りするのが得意です。

成都パンダ基地内の幼年園パンダ釣り


奥林匹亚にりんごを取られそうになり、一口だけ持っていかれた思念、残りをのんびり味わいます。食べるのがとても遅いので、それだけ仲間に狙われる事が多く、取られる日も少なくありません。そういう所も私の最愛のパンダ七喜(チーシー)にちょっと似ています。ただ、七喜ほどには取られません。

のんびりりんを食べる思念


おやつを食べ終わると、ケーキの欠片などをあさり、それもなくなるとパンダたちは解散していきますが、思念と思筠筠の兄弟は、ひたすら自分の手(前足)を舐めます。左奥が思筠筠、右が思念です。手についたりんごの汁などを舐めているのでしょうか。でも、りんごを取られてしまって食べてない時でも舐めるので、もうただの習慣なのかもしれません。

パンダ釣りの後


ひたすら手を舐める思念、この手舐めタイムは長いと何十分も続きます。七喜もおやつの余韻が長かったので、血筋かもしれませんね。

手舐め思念


パンダ釣りの様子は是非動画でお楽しみ下さい。パンダたちの必死さが伝わります。奥林匹亚は思念のりんごを一口しか取れなかったので、双子妹の福娃の食べかけを奪いますよ。



パンダ釣りを見届けた後は、13:00ごろレストランに戻ります。
13:20 竹韻レストランを出て科学探密館と言う所にやってきました。ここでパンダ講座を受けることになっています。

科学探密館


よく見たら建物がパンダでデコレーションされています。
成都パンダ基地ができて30周年を記念しての飾りつけのようです。

パンダで飾り


さらによーく見たら、文字もパンダのぬいぐるみでした。

文字もパンダで描く


中へ入ります。ここは一般客も入れるパンダについて学習できる施設です。
パネル展示などの他、最新の技術を使った展示などもあり面白いですが、本物のパンダが山ほどいるこの基地で、ここへ来るのはちょっと難しいかも知れませんね。

科学探密館内部


私たちは奥の小部屋で、基地の科学教育部門の先生から、パンダについての基本情報から、行動についての講座を受けます。そして、最後にパンダの行動記録のし方を学習します。
これから実際にこの記録シートを持って、パンダの行動観察に出かけます。

パンダの行動記録シート


次回はパンダの行動観察などをレポートの予定です♪

中国・成都パンダ基地(2号別荘パンダ釣り~竹韻レストラン)

2017/11/03 (2日目) 続き

11:05 2号別荘でパンダ釣りと呼ばれるパンダのおやつタイムが始まりました。ここでは長い棒の先に直接おやつを刺してパンダに差し入れします。後ろ足を鍛えるためにちょっと立たせたりします。一番乗りのおとうふこと点点(ディエンディエン)がりんごをもらっている間に奥から小雅(シャオヤー)もやって来ました。

2号別荘パンダ釣り慶小


小雅と点点、りんごをおいしそうに食べます。パンダがかわいい理由のひとつは、こうして手(前足)で食べ物を持って食べることかも知れません。

2号別荘パンダ釣りの小雅と点点


次はパンダケーキをもらいます。
基本的に竹しか与えられないパンダたちにとって、おやつは大好物のようです。しかし他の2頭のパンダは、飼育員がいくら呼んでも現れません。

2号別荘のパンダ釣り


おいしそうにおやつを食べるパンダたち。点点の双子兄の啓啓(チーチー)は木の上で寝たまま、動こうとしません。眠気には勝てないようです。

小雅と点点


さて、以前にも紹介しましたが、点点にはある癖があります。おやつの後、普通のパンダはお腹の上や地面などに落ちたケーキの破片や、手についたりんごの汁などを舐めたりするのですが、点点の場合は何故か仲間の耳を吸います。いつもなら兄の啓啓が耳を吸われる役なのですが、今日は木の上、さぁどうするのでしょうか?

パンダファンたちがどうするかなと見守っていると、躊躇なく、隣にいた小雅の耳を吸い始めました。誰の耳でもいいのか・・・。結構強引に仲間の耳を吸う点点には苦笑するしかありません。パンダそれぞれに個性があるので、識別できるようになるとパンダを見る楽しさがどんどん増します。

小雅の耳を吸う点点


耳吸いの様子を動画でどうぞ。長いので、途中でカットです。



最後まで木から降りなかった啓啓はずっと寝たままですが、あれほどおやつの時間を待っていた小妮(シャオニー)はどこ行った?待ちくたびれて寝てしまっていたのかな?奥の方で、後からおやつをもらったようです。幸せそうに食べています。

パンダケーキを食べる小妮


耳吸いが終わってやってきた点点と小雅がそこへやってきて、小妮ピンチです。
しかし自分のおやつは守り抜きました。私の大好きな七喜(チーシー)のように簡単に取られる子もいれば、ちゃんと自分の分を死守できる子もいるのです。

小妮おやつ頂戴


11:20 2号別荘のパンダ釣り見学も終わったので皆で幼年園へ移動します。
7,8分で幼年園に到着です。先ほど2号別荘にいた子たちの同級生、2015年うまれの6頭が生活しています。ジャングルジムのような木の構造物の上で1頭寝ていますが、他の子たちは見当たりません。どこ行ったかな?

成都パンダ基地幼年園の庭


幼年園の庭は結構広いので、奥の方まで見に行くと、大きな木の上に3頭いました。ここはパンダ達が好きな寝場所です。左の木に上下に2頭、右の木に1頭です。下から見上げて顔を確認します。

成都パンダ基地幼年園の奥の木で寝るパンダ達


私の好きな思念(スーニェン、雄)は左の木の下にいました。変な格好で木にひっかかって寝ているので、顔が分かりにくかったですが、このお腹の白さを見ても間違いないです。じっくり観察したところ、その上にいたのが晶運(ジンユン、雄)、右の木が晶奥(ジンオウ、雄)でした。

お気に入りの木で寝る思念


少し先の地面に、思念の双子の弟、思筠筠(スーユンユン)がいて、人間たちに愛想を振りまいていました。雄ですが、女の子のようにかわいいパンダです。私の大好きな七喜とは血縁が濃く、父が一緒、母が姉妹、という間柄です。よく似ています。

かわいい思筠筠


11:45 パンダたちもほとんど寝ているし、そろそろ昼なので、ランチに向かうことになりました。成都パンダ基地内の入口近くにある竹韻レストランへと移動です。10分ほど歩きます。
竹韻レストランは割とちゃんとしたレストランで、やや高めなのか、あまり混んでいるのを見たことがありません。

成都パンダ基地竹韻レストラン


今回は参加者が8名だけなので、1テーブルでお食事できます。そう言えば、中国の動物園やこうした施設では、短時間で帰る人や弁当持参で来る人が多いようで、レストランなどはあまり充実していないことが多いです。さらにパンダファンだけで個人で来ると、食事そっちのけでパンダを見るので、お昼抜きというのも多いみたいですね。

竹韻レストラン


竹韻レストランのメニューはタケノコなどを使ったものも多く、ご飯の器も竹です。
午前中の各産室の見学で、どこに誰がいたなどの情報を交換しあったり、パンダ談義をしながらの楽しい食事で、他に何を食べたか全く覚えていません。

竹にこだわるレストラン


次回は幼年園のパンダ釣りをレポートします♪
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